グローバルな挑戦

Toshiba Youth Club Asiaに本校生徒が参加しました

3月20日~27日に東京オリンピック記念青少年総合センターで行われたToshiba Youth Club Asia(TYCA)に1年野口・渡邉が参加しました。この文章は引率の夏井がレポートします。

TYCAとは日本とアジアの各国(フィリピン・ミャンマー・カンボジア・ベトナム・ラオス ※ASEANの5か国が毎回選抜される)が最先端の技術や様々な地球問題の解決をテーマに学ぶプログラムです。

チーム力を高めるスタンプラリー競争

今回は最終日にテーマである水問題に関したアジアの持続可能な将来についてのグループプレゼンテーションをするため、大学教授などからの講義・博物館訪問・グループディスカッションなど1週間にわたってプログラムが展開されました。本校はプログラムの中で交流のための「ダンスコンテスト」を開催するという役割を担い、地元海士町の文化であるキンニャモニャ踊りを教えて、外国人と一緒に踊るという目標を持って参加しました。

沖大幹(東京大学生産技術研究所教授)によるレクチャー

プログラムがはじまってみると、水問題の現状把握・解決策を考えるためには、地理的な知識・科学的根拠・思考力・表現力などが必要とされるため、はじめは周囲の英語力や学力の高さ、積極性に圧倒され、本校生徒の2人は意見がなかなか出せずにいました。

それでも時間が経つにつれて少しずつコミュニケーションが取れるようになり、最終的にはアドバイザー(各国引率者)やTYCAスタッフの支えを得て、キンニャモニャ踊りでチームをリードすることがきっかけとなり、自分たちを表現できるようになっていきました。

キンニャモニャ踊りを外国人に教える野口と渡邉

プレゼンテーション準備では、グローバル問題の解決策を考える中で、彼らの視点を活かして新しい考えを次々と提示し、発想力が高いとグループメンバーから称賛されました。

私自身はこのプログラムで、参加者が母国のみでなく、各国の問題点や課題点を挙げ、それらを共通して完結できる策を考えている姿に感動しました。互いに支え合い、高め合い、隣国を気遣いながら取り組む姿勢は今後世界がどうあるべきか体現しているように感じました。TYCAの目標の1つである、”To create an Asian network of young leaders for international Peace and Harmony(国際的な平和や調和を導く若者のネットワークをアジア規模で構築する)”というように、本校からも生徒たちが自信を持って発信をしていってほしいと願います。

ファイナルプレゼンテーションは聴衆の前で

最終的にエッセイとして発表をしました

このような機会を提供してくださった公益財団法人東芝国際交流財団の皆様、アスジャ・インターナショナルの皆様に感謝し、本校では野口、渡邉が学んだことを他の生徒たちに共有する場の提供に努めていきたいと考えています。本当にありがとうございました。

引率および文章:夏井颯

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