グローバルな挑戦

グローバル探究2018 in ロシア その2

本校はSGH(スーパーグローバルハイスクール)に指定されて以降、様々な海外諸国との交流をしています。毎年夏には「グローバル探究」として、ロシアやブータンを訪問しています(過去にはエストニアにも)。
今年も4人の生徒が、ロシアのウラジオストクにあるオケアンチャイルドセンター(国が所管する教育センター)を訪問し、プログラムに参加しました。引率の山野が複数回に渡ってお届けします。


ウラジオストクのオケアンチャイルドセンターに来て、あっという間に1週間が過ぎようとしています。
プログラム前半は、バスでウラジオストク市内を周遊したり、スポーツや文化をテーマとしたプログラムに参加する中で、世界各地から来た仲間たちと交流を深めていきます。
今回、本校から参加している4人の生徒たちのテーマは「言葉があまり通じない中で、どのようにコミュニケーションを取るか」。4人の参加者で英語が完璧に話せる生徒は一人もいません。プログラムは基本的にはロシア語と英語で行われるため、言葉はひとつの課題であり、挑戦です。


プログラムでは日本紹介のプレゼンテーションも行いました。英語を使い、ロシア語の通訳の方にも協力いただきながら、日本や島前地域について紹介をしました。プレゼン後は、質問も多く出るなど、コミュニケーションの第一歩として非常に良い時間でした。(そして何よりもみんなで揃えた浴衣の衣装が大好評でした!)

また、プレゼンテーション後は島根県庁の方々のご協力のもと、生け花、書道、着付けなど、日本文化を体感するプログラムに高校生も一緒に参加し、さらに外国人との仲を深めることができました。
コミュニケーションの面では、ロシア語しか話せない人がいたり、英語で伝えることにもまだ苦労はしている様子の4人ですが、国籍や文化を超えてコミュニケーションを取ることの楽しさも少しずつ感じているようです。


1日の終わりには振り返りの時間を持つのですが、その際には「日本人だけで固まりすぎると、他の国の人が話しづらくなると思う」というコメントも挙がりました。自分が感じたことを大切にしながら、どうしたらより良い時間になるか、一人ひとりが考え、チームとしても成長をして欲しいと思います。

残り約1週間、4人の姿を引き続き見守っていきたいと思います。続編をどうぞお楽しみに。

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