グローバルな挑戦

シンガポール海外研修2018 その2

2日目の午前中は、シンガポールの大学を訪問してのプレゼンテーションです。
生徒は、NUS(National University of Singapore)、SMU(Singapore Management University)、そしてSIT(Singapore Institute of Technology)の3つの大学に分かれて訪問し、これまで取り組んできた学習・実践の成果発表を行いました。

生徒たちは1年の3学期から、地域課題解決学習に取り組み、調査や実践を行ってきました。このシンガポールの発表では、活動内容を英語で表現するのはもちろんのこと、文化的背景の異なる人たちにも伝わるよう、課題の背景をしっかりと説明することや日本語特有の表現の説明なども行わなければなりません。
英語が得意なメンバーが先頭に立ちながら、英語原稿を作成した後は、英語のパフォーマンステストを何度も繰り返し、探究学習の時間では何度も質問や指摘を受けながら、修正を加えていきました。

本番はどのチームも緊張の面持ちでしたが、今まで自分たちのやってきたことを、シンガポールの大学生に向けて堂々と発表することができました。英語での質問に答えるのには苦戦していましたが、その場で臨機応変に答えを作り、拙い英語でもコミュニケーションを取ろうとする姿に成長を感じることができました。

発表後は、キャンパスツアーとして、大学の説明とともに普段の学習環境を見学させてもらうことができました。どの大学も大変広く設備が整っており、勤勉で多忙なことで有名な現地大学生の姿も垣間見ることができました。
昼食は、キャンパス内のカフェテリアで一緒に大学生に混じってランチを食べました。チーム毎に担当の大学生が付き、英語の苦手な生徒にも積極的にコミュニケーションを促してくれました。初日はメニューから手当たり次第に選び、失敗していた生徒たちも、今日は大学生におすすめのメニューなどを教えてもらい、おいしいご飯を食べていました。

一旦ホテルに戻った後は、ホームステイ先のご家庭がお迎えに来てくださいました。
どのご家族も歓待してくださり、笑顔で写真を撮って出発していきました。各家庭でも楽しい思い出をたくさんつくってくれたことでしょう。

はじめは異国の地に緊張していた生徒たちも、自ら進んでコミュニケーションを取ろうとするなど、少しずつ変化の見られる2日目となりました。

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