インタビュー特集

どこにいても世界とつながれる!(在校生インタビュー)

田部未空さん
取材時3年/高知大学地域協働学部地域協働学科進学(予定)

高知県出身の私が初めて島前を訪れたのは、中学2年生のとき。隠岐島前高校の生徒が主催するヒトツナギに参加し、地域の方のお宅にホームステイをしました。温かく迎えていただいたのが忘れられず、翌年も参加。島にすっかり魅了され、偏差値だけを重視する地元の進学校に魅力を感じなかったこともあり、隠岐島前高校に島留学することを決めました。

高校では、思うように前に進めず、自分のやりたいことにまっすぐに取り組んでいるクラスメイトとのギャップに苦しんだ時期もありました。それを乗り越えて実現したのが、子どもたちが仮設都市で仕事や生活を体験できる「島っ子ビレッジ」というイベントです。これは、私自身が幼い頃に参加し、今では実行委員を務める高知の「とさっ子タウン」というイベントを、島の子どもたち向けに企画したもの。事前の準備や告知は大変でしたが、子どもたちが「楽しかった!」「来年もやってほしい!」と目を輝かせる姿を見て、感無量でした。

中学生の頃から興味があった地域の活性化や地方創生について学びたいと考え、卒業後は高知大学地域協働学部に進学します。地元に戻るかどうか迷った時期もありましたが、どこにいても世界とつながれることを高校3年間で学んだので、場所にこだわる必要はないと思い、学びたいことが学べる大学を選びました。今後は地元をベースに、いろんなところに飛び立ち、いろんな経験をしたいと思っています。

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