インタビュー特集

新・生徒会執行部が始動! 〜生徒会長・副会長に聞く〜

前執行部からバトンを受け取り、5月から活動を始めた2019年度前期の生徒会執行部。生徒会長の渡邊大陽さんと副会長の波多百恵さん(いずれも3年・海士町出身)、そして生徒会担当の岡田弦也先生に、意気込みを語ってもらいました。

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—二人が会長・副会長に立候補したきっかけは?

<渡邊(写真左)>
学校全体として、自分から何かを変えることをあきらめかけているような空気を感じていたので、それを変えたいなと思いました。あと、僕個人としても、勉強に気持ちが入らなくて、なんかダレているなっていう自覚があって…。忙しくしている方が勉強も頑張れるタイプなので、そういう環境に身を置きたいと思い立候補しました。

<波多(写真中)>
私は、島前高のみんなが大好きだから、みんなのために何かやりたいって気持ちで立候補しました。

<岡田(写真右)>
会長に当選した渡邊くんが、副会長に波多さんを任命したんだよね?

<渡邊>
はい。一緒にやるなら、みんなのために頑張りたいっていう気持ちがある人がいいと思って、波多さんにお願いしました。

新生徒会長に選出された渡邊大陽くん

<波多>
島内生同士だし、お互いのことをわかっているというか、信頼関係があるというか…。

<岡田>
二人は海士町出身だよね?

<波多>
はい。海士中です!

<渡邊>
書記と会計も含めて、今回、僕に任命権のある執行部員はみんな島内生です。


—あえて島内生ばかりを選んだのですか? その理由は?

<渡邊>
意識的に選びましたね。普段は島内生も島外生もみんなめちゃめちゃ仲が良いんですが、島内生ならではのノリというか、小さい頃からずっと知っている者同士の空気感というか、そういうのはあって。授業とかでグループを作ったときにたまたま海士中のメンバーが集まったりすると、なんかうれしいし盛り上がるよね(笑)。

<波多>
盛り上がる! 中学生のときは全然意識していなかったけど、高校になって島外生が入ってきたからこそ、島内生間の団結力や仲間意識が強くなったというのはあると思います。

<渡邊>
1、2年生のときは、地域に出て活動したり積極的にクラスを引っ張ったりするのは島外生という印象がありました。それを見て、島内生も頑張りたいなと思ったし、地域の人たちに「島内生がもっと引っ張っていけよ」と発破をかけられることもあって…。執行部員を選ぶときに、そんなことをふと思い出して、それなら島内生で固めてみようかなと思いました。

<波多>
結果的に、選挙管理委員会とかの会長に任命権のない執行部員は島外生が多くなったから、バランスはちょうど良いよね。


—今期は生徒会としてどんな活動をしたいと考えていますか?

<波多>
体育祭、学園祭を盛り上げる。そして、前執行部時代に実現したパン販売を継続する。あとは、学校改革。靴下を変えたい!

<渡邊>
今の校則では、靴下はワンポイントしかダメ。それに対して「なんで?」という声が挙がっているので、そういう生徒の声を拾い上げて変えていきたいです。

<岡田>
服装の規定を変えたいなら、まずは現状のルールが守れているかを見直してほしいな。そのうえで、なぜ変えたいのかを訴えてほしい。ルールを守らずにただ変えたいというのはただのわがままだからね。

<渡邊>
確かにそうですね。目安箱みたいなのを設置して、生徒が意見を出しやすいように工夫したいです。

<波多>
目安箱、いいね。普段の会話などからも友だちの声を拾って、学校側に届けたいです。

生徒会長を支える副会長の波多百恵さん

<渡邊>
あとは、新しい行事を増やしたい。意味づけとか抜きにして、生徒会主催の楽しいイベントがあってもいいんじゃないかなと思っています。例えば、小6のアドベンチャーキャンプでやった筏作りみたいな…。

<波多>
やりたい! みんなで海に入って…楽しそうだよね。島前高名物の「火の集い」(体育祭の後夜祭)も盛り上げたいな。

<渡邊>
生徒会が点火するんだよね。じゃあ僕!?

<波多>
今年で最後か…寂しい…。

<渡邊>
そうだね。自分たち自身がエンジョイして、盛り上げたいね。

<波多>
みんなの思い出に残るものにしたい。

<岡田>
前期は体育祭も学園祭もあって結構大変だけど、精一杯やってほしい。

生徒会を見守る岡田先生は頼り甲斐のある兄貴的存在

<渡邊・波多>
やる気と根性で乗り越えます!

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