日々の実践

授業レポート「夢探究Ⅰ」 〜チームで協働する〜

本校の特色あるカリキュラムの一つが「夢探究」。
多くの人と関わりながら自分自身を深く掘り下げていくことで、自分の強みや興味・関心、未来への志を明確にし、将来の方向性を見いだしていきます。今回は、6月に行われた1年生の「夢探究Ⅰ」の様子をご紹介します。

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1年生から3年生まである「夢探究」の授業は、学年部の教員全員とコーディネーターが持ち回りで担当します。この日の担当は、隠岐國学習センター長の豊田さん(夢探究は学校の教員、コーディネーター、隠岐國学習センターのスタッフなど多様なメンバーで設計されています)。この日は、「チームで協働する」をテーマにした授業は、豊田さんの「“考えること”と“実践すること” 自分にとってのいいバランスは?」という問いかけからスタートしました。

教室は「探究スタイル」で実施

この日のワークは「マシュマロ・チャレンジ」。
マシュマロ、パスタ、マスキングテープを使ってチームでできるだけ高くするという至って単純なもの。目標としては「実践することの意味、大切さについて考える」と置きました。

制限時間20分の中でできる限りの話し合いと工夫を

構造物をつくるチームが多かったのが印象的

先生チームからは「最後は気持ちだ!」と謎の掛け声も、あきらめモード…?

残り5分では多くのチームが立ち上がりました

こっちのチームも立ち上がる

時間終了後に高さの計測となります。
でも、計測よりも大切なのは個人としてのふりかえり、そしてチームとしてのふりかえりです。

「もう少し構造を考えてから動き出せばよかった」、「マシュマロを最後に刺したら重みで折れた。マシュマロを刺すタイミングはいつがよかったのか」、「チームで役割分担をしたときに、みんなの動きを見て自分の役割を見出すことができて嬉しかった」などなど、様々にふりかえりをする生徒たち。最後に豊田さんからは、いかに小さくPDCAを回すか、やり直しながら進めることの大切さ、そしてたまに立ち止まってみることの大切さについてメッセージをいただきました。

生徒の皆さん、おつかれさまでした!

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