日々の実践

青翔開智高校との交流を行いました

12月の初旬、鳥取県の青翔開智高校の有志生徒をお迎えし、高校生同士で交流を行いました。

以前から隠岐の環境や、本校の教育に興味があったという青翔開智高校副生徒会長の大上くん、鳥取県地域教育推進局の田川様の引率のもと、他に興味を持った2人の生徒とともに、1泊2日の隠岐研修に来てくれました。

初日は、島前高校生の崎みかんのお手伝いに合流。既に収穫の時期を過ぎていたため、選別や箱詰めを一緒に行いました。大量のみかんを囲んで黙々と作業をこなしながらも、生徒同士であっという間に話がはずみ、馴染んでしまう高校生たち。そのたくましさと適応力に脱帽しました。

崎の白石さん、丹後さんの指導のもと、人海戦術で大量のみかんをさばき、お土産用のみかんもいただきました! 帰り道では、中央図書館や隠岐國学習センターなど、島前高校生が普段使用している施設を見学。その後は三燈寮を訪問し、寮生と交流をしました。お互いの高校の教育について、今後の交流の可能性についてなど、話は尽きませんでした。

翌日は、早朝から諏訪湾の保全活動に参加。合計10人以上の高校生が参加し、海岸があっという間に見違える風景になりました。

清掃後は軽食をいただきつつ、綺麗になった海岸に降りて、隠岐しぜんむらのスタッフさんのガイドのもと生物観察をしました。流木をひっくり返すと現れる、珍しいカニや貝の数々。普段、何気なく通り過ぎている足元が、実はとても貴重な環境であるということを、改めて実感しました。

急なお願いにもかかわらず、ガイドは午後まで延長。隠岐神社周辺や明屋海岸、金光寺山を巡り、海士町全体の自然環境や地誌について説明していただきました。特に文化や歴史との繋がりのお話は、本土の高校生だけでなく、本校生徒にとっても新たな発見がたくさんあり、とても学びの多い時間となりました。

1泊2日という短い期間でしたが、ともに充実した時間を過ごした高校生たち。別れを惜しみつつ、恒例の紙テープでお見送りをしました。青翔開智の生徒の皆様、引率してくださった田川様、ありがとうございました。

そして、温かく対応してくださった崎の皆様、隠岐しぜんむらの皆様、ありがとうございました。今回の交流をきっかけに、鳥取と隠岐の高校生同士の繋がりが一層深まるよう、これからも見守っていきたいと思います。ありがとうございました。

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