校長室より

校長だより - 年度初めの諸行事 –

新年度がスタートし、はや一月が過ぎようとしています。この間、校内外でいろいろな行事や出来事があり、多くの方々との出会いがありました。振り返りながら所感を記載します。

4月8日、着任式・始業式。新任の先生方と一緒に式が行われる体育館へ。今までどこの学校に勤めても、始業式で生徒の顔を見るまでは気持ちが落ち着かないものです。この日、体育館に整列している生徒たちから伝わってきた自然体の雰囲気は、今までの勤務校とは少し異なる感じを受けました。改まった式ではあっても、妙に気負わず、しかし、集中して式に臨んでいる様子に好感を持ちました。

校舎につながる坂下から(4月6日)

4月9日、43名の新入生を迎えての入学式。教職員、学習センタースタッフ、そして、40名を超える来賓の方々、「隠岐島前高等学校の魅力化と永遠の発展の会」を代表して 平木 伴佳 知夫村長様からは、「地域をあげて皆さんを見守り支援をしていくので、安心して高校生活を送ってもらいたい」との力強い祝辞を頂きました。この日の午後には、隠岐を舞台に撮影され、本校の生徒もエキストラで参加した映画「僕に、会いたかった」の上映会が行われ、 錦織 良成 監督をはじめ主演俳優の方々が来校されました。

入学式(4月9日)

4月14日、第34回隠岐島綱引大会が開催され、本校からは男性教職員チームとレスリング部、女子寮チームが参加。地域の行事に参加し、本気で楽しんでいる生徒と教職員、そして、ボランティアで裏方として大会運営に関わっている生徒の姿を頼もしく感じた一日でした。

4月17日、歩こう会。島前三島を学年毎に踏破。当日は、一年生に同行し、海士町内を13km程歩きましたが、ポイント毎のミッションに皆で取り組んでいくうちに、互いに打ち解け合っている生徒の様子を実感できました。また、行く先々で地域の方に声を掛けて頂きました。

4月18日、生徒会長立会演説会、3人の立候補者が主張を述べ合いました。その内容もさることながら、何よりステージ上での堂々とした態度に関心。当日は、部活動で公欠の為、立候補者1名と応援演説2名の生徒はビデオで参加し、公欠者は期日前に投票を完了。新生徒会の発足に期待感が高まる演説会でした。

4月21日、家督会(卒業生会)関西支部総会・同窓会に本校の教職員3名と一緒に参加させて頂きました。分校定時制の1期生の方からこの春卒業した54期生まで、幅広い年齢層にわたり140名もの参加があり、懐かしい方や本校の現状をよく理解しておられる方々から温かい励ましの声を掛けて頂きました。その中でも、分校定時制1期生の方々から、学校創設の時期に校舎づくりや校歌の歌詞作成に取り組んだお話を伺う機会に恵まれたことは何よりでした。同期生の固い絆と先輩・後輩の縦のつながり、社会に出て年数が経てば経つほど強まるその関係、高校時代の友人関係は一生ものだということを改めて実感しました。今回2名参加の15期生ですが、次回はもう少し参加者を増やします。

家督会関西支部総会・同窓会(4月21日)

始業式からのこの3週間を振り返ってみると、キーワードはやはり「他者とのつながり」です。赴任してまだ一月足らずですが、このキーワードを実感してスタートがきれることを幸運に感じます。生徒たちが様々な他者との出会いや経験の中で変容していく姿をしっかりと見守っていきたいと思います。

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