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Glocal Olympics(まちづくり甲子園)2017を本校主催で開催しました!

7月15日(土)から17日(月)の3日間にわたって、隠岐國学習センター・本校にてGlocal Olympics(まちづくり甲子園)を開催しました!

まちづくり甲子園は、全国各地の高校生と一緒に、日本の超課題先進地域である島前地域(西ノ島町・海士町・知夫村)を舞台に、多様なメンバーとともに課題解決に挑戦する取り組みです。生徒たちは「違いを楽しむ」「それぞれの強みを活かす」「つながりを意識する」という3点を念頭に、初めて顔を合わせるチームメンバーとともにフィールドワークや課題解決のための企画立案に挑戦しました。

参加校は京都市立西京高校(SGH校)、愛媛県立宇和島南中等教育学校(SGH校)、宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校(SGH校)、岡山県立矢掛高等学校、高知県立嶺北高等学校、鳥取県立鳥取中央育英高等学校、広島県立広島商業高等学校、三重県立南伊勢高等学校南勢校舎、洛星高等学校、そして本校の10校と、昨年度の5校から2倍の参加校となりました。日本各地から集まった総勢24名の生徒たちが、地域の方々から与えられた課題に取り組みました。

昨年度までは、1チームが『知夫村の教育』などの「1町村・1テーマ」で取り組んできましたが、今年度から6人1チームを3町村に分けて探究するジグソー法的なスタイルを取り、それぞれ「三町村の漁業」「三町村の観光」の課題に取り組みました。

アイスブレイク、グランド・ルールを設定した後、チームはそれぞれの課題に基づき、実際に三町村で課題に従事している地域の方々へインタビューを実施し、夕食後も夜遅くまで解決策について議論を重ねました。

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2日目にはチームが各町村の各課題に分かれて現地調査を実施しました。海士町で漁業の課題を探究するチームは実際に船に乗せてもらい、漁師のプチ体験をさせていただくなど、充実したフィールドワークになりました。

午後は、メンバーが持ち寄った各町村の実態をチームに持ち寄り、三町村に共通する点、もしくは三町村でも相違がある点に着目しながら探究活動を進めました。まちづくり甲子園では『壁』と言われる中間発表では厳しい質問や意見が飛び交いましたが、生徒らは最後まで諦めることなく最終発表まで漕ぎ着けました。

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最優秀賞となった観光を探究したチーム『SMILE』は、「三町村ともに情報発信することに苦心しているため、逆に情報が過多になっており、情報が届いていない印象がある」と指摘し、その解決策として「これまであまり三町村が注目してこなかった一人旅に注目し、『あまり情報を出さないカスタマイズできる旅』を提案してはどうか」との提案がありました。また、「若い世代はSNSなどに多く触れているが、島の魅力は人との出会い。あえて情報を出さないことで人との出会いを演出できる」と発表を締めました。

観光の課題に取り組んでいる知夫村役場の徳田さんは、「まさに目からウロコ。自分たちが疑いもなく情報発信していたが、発想が真逆で驚いた。とくに若い世代の皆さんから『SNSで情報発信するのではなく、人の出会いの場面を創るためにあえて情報は出さない』という発表があったことは本当に勉強になった」と述べられました。

同じく審査員として参加いただいた山内道雄海士町長、平木伴佳村長は「高校生らしい溌溂とした発表はひとつのアイデアとして面白いと思った。地元の人間は外の人から見た面白い部分を当たり前に思っていることも多い。それぞれの地域に戻ってからも、改めて地域を見つめ直し、そこにあるものを活かして課題解決に取り組んでほしい。」と述べられました。

参加した生徒からは「初対面の人とも議論ができることがわかった。自分から積極的に行動しないと何も生まれないし、何か行動すると必ず何か変わるという経験ができた」という声や、「自分の地元にはいない漁師さんの仕事に触れて、『漁業めっちゃかっこいい!』と思った」などの声が寄せられました。

まちづくり甲子園は、地域の方々のご協力の元に今年度も開催することができました。改めて御礼申し上げます。まちづくり甲子園は3日間で終了しましたが、本当のまちづくりが始まるのはこれからです。高校生が持ち帰った自分自身やまちづくりの課題が、島前地域そして全国・世界でどのように展開していくか、今後が楽しみです!

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