インタビュー特集

いつか島に戻り、恩返しがしたい(在校生インタビュー)

山本明里さん
取材時3年/鳥取短期大学生活学科食物栄養専攻進学(予定)

将来は生まれ育った知夫里島で暮らしたいと思っていたので、迷うことなく地元の隠岐島前高校へ進学しました。最初は人数の多さに圧倒され、自分の考えをしっかりと持っている子が多いなという印象でしたが、話してみるとみんな優しく、島内生・島外生問わずすぐに打ち解けることができました。

3年間を振り返って感じるのが、みんなで学校行事を企画・運営したり、自分の進路や将来について深く考えたりと、自分が主体になって考えたり行動したりする機会が多かったということです。とくに学校の「夢探究」や学習センターの「夢ゼミ」では、学校の先生になりたいという漠然とした夢をゼロから考え直すところから始め、自分は何をしたいのか、どうなりたいのかを突き詰めていきました。

考えた末にたどり着いたのが、栄養士や栄養教諭という仕事です。「夢ゼミ」では自分のこれまでとこれからについて島の方々の前で発表する機会があり、私が「栄養士や栄養教諭として島で働きたい」と言ったところ、ある方に「すぐではなく、経験を積んでから戻ってきてもいいんじゃないか」とアドバイスをいただいたのが印象的でした。これまで島の人にはたくさん支えてもらってきたので、いつの日か島に戻って働き、恩返しをしたいと思っています。

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