インタビュー特集

多様な人と関わる喜びを知った3年間(在校生インタビュー)

田中みさとさん
取材時3年/就実大学教育学部教育心理学科進学(予定)

(海士町出身の私は、隠岐島前高校に入っていろんな人に出会い、いろんな考え方や価値観に触れるなかで、一人ひとりと向き合うことや相手の気持ちを考えることを大切にするようになりました。学習センターの「夢ゼミ」ではさまざまな大人の方の話を聞き、人の人生を決めたり人の心を動かしたりするのは人なのだと強く感じました。そんな経験から、将来は、人の気持ちに寄り添い、その人をプラスにできる仕事に就きたいと考えるようになり、養護教諭を目指すことを決めました。

大学の受験前には、先生や学習センターのスタッフの方々が面接の練習や自己推薦文の添削などを熱心にしてくださり、友だちも自分のことのように励ましてくれました。受験本番は、自分のためよりも支えてくれたみんなのために絶対に合格するという思いで臨み、無事に合格することができました。高校3年間で楽しい思い出はたくさんできましたが、受験前にみんなに応援してもらえたことが、何よりもうれしく心に残っています。

大学では、しっかりと勉強をしつつ、ボランティアなどをして地域とつながりたいと思っています。そして、島外で経験を積んでから、いつかは島に戻り、お世話になった先生方と一緒に働くのが夢です。

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