日々の実践

制服規程が変わって2ヶ月が経とうとしています

6月1日の制服規程の変更からまもなく2ヶ月が経とうとしています(男子学生服、女子学生服の記載が「タイプ1」と「タイプ2」に修正されました)。

現在、校内には数名の生徒ではありますが、性別にとらわれないかたちで制服を着用しており、それが日常の風景になりつつあります。変更当初は目や意識が慣れていないせいか多少の違和感もありましたが(おそらく着ていた本人たちも最初は違和感があったのではないかと思います)、2ヶ月が経とうとする今では着ている方も見ている方も当たり前となり、人間の(意識や認知の)順応性の高さを実感しています。

また、変更初日の朝には、制服の着用を変更した生徒たちに「似合うね」「こっちのほうが違和感ない」と生徒玄関で声を掛ける生徒が大勢おり、そのことが本人たちを勇気付けたことは間違いないと思います。生徒たちの安心・安全の環境をつくりだす力の高さに改めて感心しますし、そのことを誇らしく思います。

まだまだ課題はありますし、すべての生徒の課題が解決されたわけではないと思います。今後も焦ることなく、しっかりと向き合いながら少しずつでも自己表現ができる生徒たちが増えることを支援し続けたいと思います。

保護者の皆さま、地域の皆さま、今後ともご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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