日々の実践

<授業探訪:地理 × 探究> ICT活用して地中海性気候を探究する

シリーズ「授業探訪」として、様々な教科での探究的な学びをレポートする新企画をはじめます。不定期にはなりますが、細く長く続けていきたいと思います。

このシリーズでは、日々の授業でいかに探究をし、学校での学びと日常生活とのつながりを見つけていくか、高校生も教職員の日々試行錯誤を続けていますが、その様子をお届けしたいと思います。今回は2年生の地理での探究の様子をお届けします。

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今回の授業テーマは「地中海性気候」。その特徴を教科書から知識として学んで終わるのではなく、今日はGoogle Mapのストリートビュー機能を活用し、実際に世界中を見て回り、「これぞ地中海性気候という景観は?」をお題に、生徒一人ひとりが写真を撮るという学習をしました。

inputとoutputのバランスがよく練られた授業でした

サンフランシスコ、ギリシャ、チリ、北アフリカなど、同じテーマでも生徒たちが見ている場所は様々。写真を精査する過程で、地中海性気候の特徴を改めて再確認していました。

写真を撮り終わった後は、iPadのAirDrop機能を使って、各自が撮ったイチオシの一枚を木村先生のiPadに集約し、それぞれが撮った写真の違いや特徴を確認していきます。生徒一人ひとりの見ている視点の違いに生徒たち自身も興味津々で、なかには「セメント工場」の写真を撮っている生徒もいました(なぜでしょう??)。

iPadで世界中を旅しながら「地中海性気候」を探します

次回はそれぞれの撮った写真をもとに、なぜこの写真が「これぞ地中海性気候」と言えるのか、お互いに自分の言葉で発表することで、どこまで特徴を理解できているかを再確認していきます。どんな写真が飛び出すのか、そしてそれがどのように表現されるのか本当に楽しみです。

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