日々の実践

島の教育会議オンラインを開催しました

12日(土)、元ラグビー日本代表の中竹竜二さんをお招きして「島の教育会議オンライン」を開催しました。

当日は、島内外から約70名の方々にご参加いただきました。全国各地の先生方はもちろんのこと、行政職員の方々、保護者の方々、各地で奮闘するコーディネーターやハウスマスターの方にもご参加いただきました。また、当日は出席できなかったものの、動画配信で受講する方も20名程いらっしゃり、合計で90人程の参加となりました。

当日のお題は「新しい時代の寄り添いとは?」。中竹さんからも全体を通して「『寄り添い』について自分の言葉で語れるようになる」ことが目標として置かれました。

冒頭、学校経営補佐官の大野より隠岐島前高校および隠岐島前教育魅力化プロジェクトの現状について簡単に紹介をさせていただき、プロジェクトスタートから10年以上が経過し多様性が増していることは強みである一方で、その多様性をまだまだ力に変えきれていない部分があるのではないかとお話をさせていただきました。プロジェクト開始時は「課題解決期」ということもあり、目指す目標も「統廃合の危機を乗り越える」と一致しやすいものでしたが、昨今では2クラスが当たり前の状況が続き、ここからどのように価値を創っていくかの「価値創造期」に入っていることの指摘もありました。

中竹さんはこの状況を「非常におもしろい状況」と表現され、なぜそのように思うのか、なぜそのように感じているのかについてもお話しいただきました。また、ご自身のラグビーというスポーツを通しての経験や、人材育成に係る世界的な潮流などにも触れていただき(なかなかすべてを記載することはできませんが)非常に学びの多い有意義な時間となりました。

本校からは2年学年主任でもある木村先生にも登場いただき、2年生の探究学習で日々直面している課題や壁、担任をする上で生徒のどのような面を伸ばし、どのような面を改善するよう伝えるのかなど、様々な日々の悩みについてもお話しいただきました。一部高校生たちも視聴するなかでなかなか言いづらいこともあったかもしれませんが、積極的に本質に迫っていただきました。

視聴者からは多くの質問が寄せられ、全てを拾うことはできませんでしたが、丁寧にお応えいただきました。

第二部としては、今週木曜日夜に「熟議」パートが用意され、ご参加いただいた視聴者の中から同テーマについて熟議したい方々が40名程集い、対話を重ねていく予定です(誠に申し訳ありませんが、申し込みはすでに締め切っております)。

引き続き「新しい時代の寄り添い」について言語化できるよう対話の場をつくっていきたいと思います。ご登壇いただきました中竹さん、ご参加いただきました皆さま、本当にありがとうございました。

この記事をシェア