日々の実践

しまね探究フェスタ2020に本校生徒が参加しました

6日(土)に、しまね探究フェスタ2020(MY PROJECT AWARD 島根Summit)がオンラインで開催されました。

島根県内から44のプロジェクトがエントリーし、本校からは3年生で高本(3年・休学中)と東郷(3年・兵庫県出身)の2名が参加しました。(島前地域からは知夫村立知夫小中学校・中学2年生の谷野さんも特別枠として参加していました!)

高本は「I am プライドマン」、東郷は「高校生エージェント 〜あなたの「Want」は世界を変える〜」をそれぞれのプロジェクトのテーマに設定し、3年間のプロジェクトでの経験や、そこから得た学びや気づきを10分間のプレゼンテーションで発表しました。

■プレゼン要約(高本)
誰もが自分が主人公の人生を送ることが当たり前な世界を作りたい。受験やスタートアップキャンプに参加した時に、経験だけでなく振り返ることや言語化することが自己形成や自信に繋がっていると気づきました。私には、振り返る機会や、言語化を手伝ってくれる人がいました。自分のことを誇らしいと思える人を増やしたいと思い、自分がきっかけ作りや手伝いができればいなと思っています。

■プレゼン要約(東郷)
学生の持つアイデアや夢を実現するサポートをすることで、新しい価値を生み出し、学生の社会参画を促進したい。自分と同じ失敗や挫折をする学生をすこしでも減らしたかった。またそのような学生が頼れる存在を作りたかった。高校1年の時、アイデアや目標があっても、人脈やノウハウ、資金等の無さを言い訳に何も行動に移すことができず、自分の存在価値を見失ってしまった。自分の目標に向けて行動している仲間達が眩しく映る毎日に絶望し、鬱状態を経験。この経験を活かし、全国の学生の将来の不安や焦りを少しでも軽減すべく、コミュニティ団体を発足した。

惜しくも本校生徒は全国Summit出場は逃したものの、「学びの場」である探究フェスタを十分に活用し、悔しさの中にも、やりきった満足感や達成感を得たようでした。島根独自の取り組みとして新設された高校生特別賞では、参加した生徒も「主体性」「協働性」「探究性」の3つの観点からプロジェクトを評価し、学びを評価することの緊張感や充実感を感じていました。

また、探究フェスタでは、参加している高校生のそばに教員やコーディネーター、ハウスマスターや保護者さん、島親さんをはじめとした地域の方の姿も多く見られ、こうした皆さんの日常からのサポートの蓄積が、生徒一人ひとりの学びをつくっていることを実感した時間でもありました。ファシリテーターや評価員として本校の卒業生も参加しており、オンラインならではの世代を越えた交流が生まれていました。

出場した高校生や中学生の皆さん、おつかれさまでした。在校生や新入生にも、このバトンをぜひ受け継いでいってもらいたいと思います。

この記事をシェア