日々の実践

あかもくの収穫に本校生徒が参加しました

23日(火・祝)に海士町・豊田地区「海の駅 松島」で、アカモク作業のお手伝いをさせていただきました。先日の教職員のお手伝いから今度は10名程の生徒が参加し、そのうち半分以上の生徒が今回初めての参加となりました(あかもくが最盛期を迎えています)。

男子生徒は朝早くから乗船し、あかもくをケース10個程収穫してきました。箱にたくさん詰まったあかもくはとても重量感があり、陸にあげるのも一苦労。ある生徒は「朝一番で船に乗ったのでとても寒かったが、海が見たことがないくらいきれいで感動した」と話してくれました。

その後、女子生徒らが合流し、全員であかもくの手入れ作業をしました。作業は収穫してきたあかもくを海水と真水で洗い、その過程の中であかもくでない海藻や不純物を取り除くといったものです。一見とてもシンプルな作業内容に思えますが、初参加の生徒は無加工のアカモクを見ることも初めてなので、あかもくかどうかを迷いながらの作業となりました。そんな時にはこれまでに参加していた生徒が教えることがあり、プロが作業する姿を見て学ぶ生徒もいたりと、それぞれが考え動きながら動き、作業をしていたのが印象的でした。

お昼には島親もしてくださっている山下さんの奥様にお昼ごはんを作っていただきました。食卓には(もちろん!)あかもくのかき揚げ、朝獲れのカツオ、サザエごはんやあかもくと太刀魚の味噌汁など、普段なかなか食べられないようなごちそうが並び、生徒は大喜びで美味しくいただきました。

午後も同様にアカモクの手入れ作業を。それぞれが徐々に効率のいいやり方、そしてチームプレーが強化され、あっという間に作業を終えることができました。作業後はやり切った達成感と自然の中で過ごした解放感で、とてもいい表情をしていました。

帰り際には、山下さんのイカ釣り船を見せていただき、生徒は非日常を満喫させていただきました。生徒の中には久々の地域での活動で、改めて面白さや貴重な経験をさせていただいたことに感謝し、今日をきっかけに自分にできることを見つけてどんどん活躍したいと、来年度に向けての抱負を語る生徒もいました。

「海の駅 松島」の山下さんご夫妻、中村さん、原さん、ありがとうございました。そして、美味しいお昼ごはんをつくってくださった「島の寺子屋」の皆さまにも感謝申し上げます。生徒の皆さんもおつかれさまでした!

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