日々の実践

探究学習成果発表会を実施しました

15日(月)、令和2年度の探究学習成果発表会を実施しました。

昨年度までは2年生の「夢探究Ⅱ」と3年生「地域地球学」のすべてのチームが発表する形式を取っていましたが、今年度から3チームを選抜しての実施に変更しました。また、昨年度までなかった取り組みとして、授業によるチーム部門だけでなく、個人的な探究学習(授業外活動も可)の成果を発表する個人部門、教員による授業力向上を目指して実施した探究プロジェクトにおける成果発表(教員部門)を新たに新設しました。

チーム部門では、外来種であるクズやセイタカアワダチソウを活用し、自然由来の商品をつくることで持続的に外来種が駆除されることを目指したチームや、ごみ処理問題のなかでも「家庭ごみ」に着目し、水分の多い生ゴミを減らすことで焼却場のコストを下げられること、最終処分場のキャパシティにも配慮できることを目的に、コンポストを実験的に運用したチーム、活用されなくなってしまった公園を復活させようと試みたチームなどが学習成果を発表しました。

個人部門では、2人の1年生と卒業した3年生が発表。
1年生は自らが主導する米づくりのプロジェクトについて活動の過程を報告した上でプロジェクトに加わってくれる生徒の募集をし、もう一人の1年生は、自らが地域活動の中で「雑集め」をするようになって好き・嫌い・得意・苦手がわかるようになり、一歩踏み出すことの重要性に気づき、一緒に一歩踏み出しませんか?といった呼びかけがありました。3年生は3年間の学びを振り返り、これからブータンにユネスコジオパークをつくりたいという夢を語ってくれました。

教員部門では、「授業魅力化プロジェクト」が取り組んだ実践内容について取り組んだ先生方から実践例や効果、次に向けての課題について発表がありました。普段、なかなか教職員の苦悩や試行錯誤に触れることのない生徒たちは、先生方も探究していることを知り、とてもよかったとコメントを述べていました。

講評者としては、早稲田大学の藤井先生、岡山大学の宮本先生、海士町で起業された阿部さん、そして本校学校経営補佐官の水谷さんにご参加いただきました。皆様方からのコメントや質疑によって生徒たちがまたさらに学べたように思います。

発表者の皆さん、心を寄せて聞いてくれた生徒の皆さん、講評者の皆さま、お越しいただきお聞きいただいた皆さま、オンラインで見守ってくださった皆さま、準備してくださった先生方、本当にありがとうございました。

この記事をシェア