日々の実践

地域生活学Ⅰでゲストトークを行いました

18日(木)、地域生活学Ⅰ(保健分野)の「ゴミの処理」に関する単元で、ゲストトークを行いました。

ゲストは、ZERO WASTE JAPANの坂野晶(さかのあきら)さん(坂野さんについてはこちらの記事をご参照ください)。

事前学習では海士町のゴミ処理について資料を読み、課題と解決策を考え、この日はグループで解決策をブラッシュアップし、最後は自分たちにできることを考えるという授業の組み立て。坂野さんからは、持続可能な世界とゴミ問題の関わり、日本と世界におけるゼロ・ウェイストの取り組みを紹介していただき、生徒の考えた解決策に対するアドバイスや質疑応答をしていただきました。

「ゴミを減らす」と言葉にすると簡単なように感じますが、個人の意識だけでは持続ができず、どのような仕組みが必要か、どのように浸透させていくのかまで考えることができた時間となりました。

生徒は2コマ連続となる長時間の授業でも集中力を高く保ち、ヒントを得ようとしていた姿が印象的でした。授業中の質問も途切れることなく、啓発の効果や海外の島国での取り組みに関する質問、なぜゴミ問題に取り組もうと思ったのかといった坂野さんの人生にまで迫る質問が出ました。生徒からは「お話しの中にあった『新しいことを始めるより、地域で既に取り組んでいることに目を向ける「再発見」も重要かつ有効』という話が印象的だった」と感想が寄せられました。

休憩時間中、授業終了後も話しを聞きたい生徒がたくさんおり、坂野さんには個別にご対応いただきました。坂野さん、ありがとうございました!

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