日々の実践

1年生で「数学×地域」を協働的、探究的に学ぶ授業に挑戦しました

1年生の数学の授業で、もし島内にカラオケ店をつくるとしたら、どのような料金設定にするか? それを考えるにあたって、以下の3つの選択肢の中から利用する時間によって、どの店を選べば料金が安くすむのか、様々な方法で検証して説明するという活動に取り組みました。

 

<3つの選択肢>

①P店:1時間あたり180円

②Q店:1時間あたり50円 + ワンドリンク350円

③R店:フリータイム750円

 

本時の活動は既習の1次不等式などの基礎知識をベースに、埼玉県などで実践されている「ジグソー法」という協調学習の手法を取り入れて行われました。

 

ただ問題に対しての答えを出すだけでなく、様々な問題の解き方の特徴や良さを考えることで、数学に対しての興味関心を持ち、探究的に学ぶことが授業のねらいとして置かれています。

(授業担当の田中里奈先生は、埼玉県から本校に派遣されています)

 

授業の活動は、大きく以下のような流れで進んでいきました。

 

<活動の流れ>

①ホームチームの3人が、それぞれのA(表)、B(グラフ)、C(不等式)と3つの役割(エキスパート)に分かれる

②配布された役割のプリントをもとに、まずは個人で問題についての答えを考える。

③一度ホームチームを解散し、別のチームの同じ役割の人(Aの役割の人はA同士3人)と、どのように問題を解くかを話し合う

④ホームチームに戻り、A、B、Cそれぞれの問題の解き方のポイントや解法の利点について話し合い検証する

 

 

自分たちの日常生活にもつながるテーマに対して、1年生の生徒たちが非常に意欲的に取り組んでいる姿が印象的で、休憩時間まで白熱した議論が続いているチームもありました。

(活動する生徒たちと、様子を見守る授業担当の内田先生)

今回の授業は公開授業として行われ、他教科の先生も多数見学し、経済や商業などの分野と横断的に学ぶことの可能性やジグソー法の活用など、教職員の間でも今後に向けての対話が弾みました。実際にやってみることで、生まれるヒントや可能性があることに改めて気づくことができた時間でした。

 

授業担当の内田先生、田中先生、日高先生、1年生の皆さんお疲れさまでした!

 

 

 

 

この記事をシェア