日々の実践

3年生対象「地域地球学」 vol.1

3年生を対象に実施している「地域地球学」。
今年度は、より地域に開かれた形で実施すべく、隠岐ユネスコ世界ジオパーク推進機構NPO法人隠岐しぜんむらと理科・地歴科がコラボレーションしながら進めています。ここでは授業での取組内容や生徒らの学びについてお伝えします。

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グローカル人材の育成を目指す本校が3年次に置く「地域地球学」。グローカルから想像すると「地域世界学」でもよさそうな気がしますが、そこを「地球」としたのはジオやすべてがつながっている(地球の)生態系を意識してのこと。

島前地域は世界の諸課題の最先端と言うのは、あながち間違いではありません。世界で引き起こされている課題は、箱庭のようなかたちで規模は小さくも島前地域でも起こっています。1〜2年生では「夢探究」の授業を通じて、「地域の課題を解決する」「地域の新たな魅力を創造する」ことにチームで協働しながら挑戦してきました。

「地域地球学」ではこうして深めた地域への理解を、今度は地球規模でつなげて考えるトレーニングをしていきます。足元にある課題や魅力が世界の課題や魅力とどのようにつながっているのか、地域と世界はどのようにつながっているのかなどを探究していきます。

そして、今年度は主題を「環境」に置き、世界的にも珍しい「ジオ」の視点をより盛り込む形で、外部団体と協力しながら授業を届けています。週に3コマある授業の1コマをレクチャーとし、残りの2コマでフィールドワークに出て学び、定期的にふりかえるという内容で進めています。

これまでの授業では、レインボービーチやジオ拠点施設としても活躍しているEntô、ごみの収集場である海士町清掃センター、そして隠岐國を代表する焼火神社などをフィールドワークで訪れました。

次回以降、このシリーズではフィールドワークの様子などをお届けします。

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