校長室より

夏休み中のイベントあれこれ、そして、碧燎祭

7月26日(金)、午前中に1学期の終業式を終え、午後、オープンスクールに先立ち、島外から参加された方を対象に西ノ島町で島紹介を行いました。ノアホールでは、島前地域での生活や高校の取り組み、また、これからの時代に求められる能力など、参加した中学生も一緒になって考え、自分の意見や感想を積極的に話してくれました。その後、貸切バスで国賀海岸・摩天崖を観光、参加された皆さんは大自然の迫力に圧倒されている様子でした。

翌、7月27日(土)に1回オープンスクールを開催し、島内・島外から約180名の中学生・保護者に参加いただき、教科および「夢探究」授業の体験や寮・学習センターを見学してもらいました。島外の方はもちろん、島内の中学生・保護者にもリアルな島前高校を実感してもらえる機会にしたいと計画しましたが、参加された皆さんいかがだったでしょうか。今後、10・11月にもオープンスクールを予定していますし、9月(大阪)11月(東京)には「島留学」合同説明会も予定しています。

8月2日(金)~4日(日)、ソフトテニス部尽誠合宿。恒例となったこの合宿も今年で7回目をむかえますが、今年は直前の南部九州総体で尽誠学園高校が団体・個人の完全優勝を果たし、優勝報告会および祝賀の餅まきなど例年にも増して歓迎ムードが高まるなかでの合宿となりました。全国トップチームの取り組みを肌で感じることのできる体験は、生徒はもちろん関わる大人にも多くの刺激がありました。

8月24日(土)、海士町キンニャモニャ祭パレード。1・2年生全員と教職員が参加しましたが、キンニャモニャ踊りは体育祭での隠岐民謡(他にしげさ節、どっさり節)披露のため、体育の授業で練習をしてきており生徒たちはお手の物といった様子でした。

8月31日(土)、9月1日(日)、碧燎祭。生徒会執行部を中心に、1学期から企画を練り入念に準備をしてきただけに、直前の不安定な天気には少し気ももみましたが、結果的にはこの上ない好天に恵まれました。

初日の文化祭、朝早くから多数の保護者や地域の方にお越しいただいてのオープニング。合唱コンクールは、今年から学年対抗で実施したこともあり、質の高いハーモニーに加え迫力もあり聴きごたえがありました。新企画の「未成年の主張」は、参加者の主張内容とその勇気に聴衆の方が圧倒され、感動し、笑いあり涙ありのひと時となりました。保護者・家督会の皆さんには、昼食やポロシャツの販売等でもお世話になりました。

2日目の体育祭、各自が持てる力を100%出し切ろうと必死に競技に臨んでいる姿は、理屈抜きで感動します。保護者・ご家族の方にもいろいろな競技に参加いただきましたが、生徒と一緒になって楽しんでいる姿は微笑ましいものでした。応援合戦、衣装、そしてデコレーションは各色三者三様で、優劣をつけることはなかなか難しい出来栄えでした。体育祭の閉会式、片付けを終え、18時30分からは本校伝統の火の集い。点火のあと行われたフォークダンスでは、多くの生徒と言葉を交わすことができました。「先生が高校の時にも火の集い、あったんですか?」、「今年の学園祭どうでしたか?」とか、準備期間のことや応援合戦、衣装のこと、進路のことなど、一人10秒ほどで入れ替わっていくなかで、いろいろと話ができました。私が在学していたのはもう40年も前になりますが、火の集いが変わることなく伝承されていることを実感しました。一つだけ当時になかったものを上げるなら、それは生徒たちを見守る人の多いことです。この2日間、生徒たちはいろいろな場面で、はじけるような笑顔と感極まる涙の表情までも見せてくれました。この学園祭にむけたエネルギーを、今度は各自が2学期の充実した学校生活につなげてくれることを確信しています。

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