教員・コーディネーター

知識構成型ジグソー法の教員研修を中高合同で実施しました

28日(月)、知識構成型ジグソー法の教員研修を本校と海士中学校の合同で実施し、高校教員・中学校教員・コーディネーターと多種多様な20名が参加しました。

知識構成型ジグソー法は、東京大学CoREFによると、下記のように定義されています。

自分の言葉で説明したり、他人の説明に耳を傾けたり、わかろうとして自分の考えを変えたりといった、一連の活動を繰り返すことで、考え方や学び方そのものが学べることがわかってきています。知識構成型のジグソー法は、型が明確・簡単で、多様な展開が可能なので、協調学習を目指した実践に適しています。
なお、この手法はCoREFが独自に開発した学習法であり、Aronson(1978)のジグソー法とは異なる狙いや手法の特徴を持っています。Aronsonの狙いが人種の融合など児童生徒の関わり合いの促進にあったのに対し、知識構成型ジグソー法の狙いは関わり合いを通して一人一人が学びを深めることにあります。したがって、知識構成型ジグソーは手法としても、明確な問いを設定して、学習の前後で問いに対する回答を二回求めるなどの特徴を持ちます。

講師を務めたのは、埼玉県から人事交流で派遣されている高相主幹教諭。本研修会は今回で2回目となり、中学校と高校の教職員が協働しながら、よりよい「生徒の学び」について話し合うことができました。

今年度は「地域との協働による高等学校教育改革推進事業(グローカル型)」でも小中高連携はひとつのテーマとなっており、こうした交流を通じてグローカルに生徒たちが活動できる環境を構築していきたいと考えています。

海士中学校の先生方、ありがとうございました。

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