日々の実践

地域共創科の生徒が小学生に授業をしました

地域共創科の生徒が小学生に授業をしました

地域共創科の生徒の活動を紹介します。

地域共創科3年生の生徒が、海士町立海士小学校の先生と共創して授業を行いました。

彼女は、小学生時代に「パキスタン」と「日本」、中学生時代に「スロベニア」と「ネパール」で生活をしており、文化の違いに触れるたびに戸惑いを感じていました。

それを乗り越えた経験から、異文化理解を通して”違うことは当たり前”だと思い、相手の立場に立って考えられるようになってほしい、と現在の活動をしています。

※海外の絵本を読み聞かせる様子。まずは交流を深めるところから始めました。

海士小学校4年生の担任の先生と打ち合わせを行い、道徳の授業で「人と違うことはすてきなこと」というテーマの授業をすることになりました。

 

彼女が自分の体験を語るとき、こどもたちは耳をかたむけ、真剣に聞いていました。
授業の最後には自分と向き合う時間があり、全員がもくもくとワークシートに書き込む様子が印象的でした。

※授業のようす。当日は小学校や高校の先生、JICAの職員、大人の島留学生が見学に来ました。

 

授業を振り返り、彼女は
『今まで”世の中にはいろいろな人がいて、違うことは当たり前”と感じられるような機会をつくってきた。大切なのは、実際に自分と違う文化や考えを持つ人と出会った時にどうするかということ。対話をして受け入れていけるようになってほしい。』

『これからは、小学生や先生と交流を続けながら、実際に海外のこどもたちと交流する機会をつくりたい。』

と話していました。

3年生は島前高校生活も残り1年を切りましたが、共創科生徒の活動はこれからも続いていきます。

授業を共創していただいた海士小学校の先生、小学生のみなさん、ありがとうございました。

 

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