日々の実践

【寮のできごと】19日(日)、卒業生による「お片付け講座」を寮で開催しました

19日(日)に、本校卒業生(2023年卒)の松岡都祈さんを寮にお呼びしてお片付け講座を開催しました。

松岡さんは高校卒業後、美大に進学し、大学1年生の時に始めた家事代行サービスのアルバイトをきっかけに家の掃除や片付けに興味を持つようになったそうです。

現在は大学を休学して、家事代行のかたわら、「整理収納アドバイザー」という片付けの資格を取得し、「おかたづけトキ」という片付けの事業を営んでいます。

初めて私(ハウスマスター田中)が松岡さんとお会いした時、「片付けや掃除などの生活に関することは、今後生きていく上でとても大切だけど、学校ではあまり教わらない。高校生向けの講座をやってみたい」という話をしてくれました。

よく寮生からは「部屋のベッドの上が散らかりすぎて寝るスペースがない」、「〇〇がなくなってストレス!」という声を聞きます。明らかに片付けが必要な状況ではありますが、そもそも片付けの意義や方法が分かっていない寮生もいるかもしれない、ということでぜひ片付けの講座をやりましょう!となりました。

当日、まずは自己紹介がてら高校時代にやっていた「一人でお弁当を食べる」実験や大学で制作したお弁当をテーマにした作品についてお話してくださいました。

次に片付けの3大効果(時間的、経済的、精神的効果)について説明してくださいました。言われてみればたしかにな〜というものばかり。

講座を通して、具体的な片付けの進め方や、片付けや掃除をする上での注意点だけでなく、生活という歯車が狂ってしまうと、勉強や仕事という歯車にも支障をきたしてしまう話もしてくださいました。

掃除と思ってやるより自分を整えるためにやるという感覚である、という言葉にうなずいている寮生も見られました。

話を聞いた後は実践タイム!行事続きで少し疲れていたせいか、実際にせっせと手を動かしている生徒は少数派だったような気がしますが、部屋にためていたゴミを捨てていたり、ずっと整理しようと思ってできていなかった私物の片付けをしている人もちらほら見られました。

講座に参加した寮生からは以下のような感想が寄せられました。

  • 掃除は心のケアというのはすごい共感できました。
  • 片付けの大まかな手順について 今までなんとなくでやっていたけど少し前までよりイメージが湧いた
  • 片付けするぞ!っていうより、片付けをしてスッキリしたいよなっていうマインドでやるといいみたいなお話しは、片付け嫌いじゃないけどすぐ散らかしちゃう私にとって救いでした。
  • (掃除や片付けは)自分と向き合うことなんだとわかりました。抵抗感がなくなった気がする。

 

ぜひ心に余裕がない時こそ、自分を整えるために身の回りの片づけや掃除をやってみてほしいなと思っています。大人になってからも忙しくて生活が二の次になってしまう時には、松岡さんの言葉を思い出してほしいなと思います。

松岡さん、今回は高校生のために貴重なお話をしてくださりありがとうございました。

(文責:ハウスマスター田中)

島前高校を卒業して様々な経験をされている卒業生の皆さま、「高校生に伝えたいこと」がありましたら、ぜひ魅力化スタッフ田中(dozenhs@dozen.ed.jp)までご連絡ください。

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