日々の実践2023年3月20日 (月)
14日(火)、令和4年度探究成果発表会を開催しました
14日(火)、令和4年度探究成果発表会を開催しました。
今回の発表会では、本校の学校経営目標で推進している「踏み込み」・「振り返り」と、来年度から新学科として創設される「地域共創科」などにもあるように「共に創る」という3つのコンセプトにのっとって、構成されました。
<当日プログラム>
また、今回の発表会は、企画やプログラムの作成、当日の進行等あらゆる場面で教職員と生徒が「共に創った」発表会となりました。
↑当日プログラム
↑プログラムを進行する生徒
<導入・開会>
導入では、3つのコンセプトをより意識するために、クラスごとにコンセプトに関わる伝言ゲームを行い、それぞれに対してゲストからコメントをもらう導入でスタートしました。楽しみながらコンセプトを意識する時間となりました。また、みんなで円陣を組み、今日の1日をスタートしました。
その後、校長先生による開会宣言により、いよいよ会が始まりました。
<分科会発表①(2年生夢探究・海士小学校5年生)>
分科会①では、2年生の夢探究の集大成となる発表と海士小学校5年生の発表会を行いました。
発表後には、生徒、教職員、小学生、ゲストが対話をしながら学びを深めました。
<全体発表①(地域の大人・教職員)>
全体発表①では、地域の大人を代表して、西ノ島町のコミュニティ図書館「いかあ屋」司書、真野理佳様をお招きし、いかあ屋の活動を手伝っている本校の生徒、中尾彩奈さんと共に登壇し、いかあ屋をあらゆる人と共に創った過程や取り組みなどを発表していただきました。
また、教職員の発表では、英語科の石飛あゆみ先生、社会科の田村高祐先生から、日々の授業をどのような背景・想いを持って行っているかが発表されました。
真野さんの発表では、地域の大人が率先して地域の価値創造をしている姿が本校の生徒にとってロールモデルとなる発表で、大変学びがありました。
教職員の発表では、授業づくりに至る過程での悩みや挫折なども赤裸々に語られ、生徒も真剣に聞き入る様子が見られました。
<昼休み(たっちゃんラジオ)>
昼休みには、生徒企画による「たっちゃんラジオ」が実施されました。このラジオでは、生徒と石和田先生がパーソナリティとなり、事前にゲストにインタビューした内容をもとにラジオが流され楽しい時間となりました。
<分科会②(自主プロジェクト・大人の発表)>
分科会②では、グローバル探究(ブータン)、魅力化スタッフの取り組み、2年部夢探究伴走チームの実践、教職員の授業探究、生徒の個人プロジェクト等の発表が行われました。
<選べる共創ワークショップ>
ワークショップの時間では、「踏み込みワークショップ」「振り返りワークショップ」「授業魅力化ワークショップ」「ゲストとの座談会」に分かれ、学びを深めました。
<全体発表②(生徒)>
全体発表②では、3つのコンセプトに基づき、それぞれ1つずつに関連した取り組みを発表しました。
踏み込み部門では、「あまてらすプロジェクト」
振り返り部門では、「古着を活用した夢探究」
共に創る部門では、「こどものまちin島前」
発表後には、それぞれ生徒からの質問やゲストからのコメントをもらいました。
コメントでは、「確かに1つコンセプトに特徴的な発表ではあったが、発表を聴くとどれも3つの要素がそれぞれに入っていて素晴らしかった。」というコメントをいただきました。
<全体講評>
全体講評は、地域との協働による高等学校教育改革推進事業・新時代に応じた高等学校改革推進事業(普通科改革支援事業)の運営指導委員長である、早稲田大学教授の藤井千春様よりいただきました。
<振り返りタイム>
振り返りタイムでは、生徒の進行により「過去」「現在」「未来」に関する問いをもとに、それぞれに選んで振り返り、複数人で共有しました。
<閉会>
最後に、校長先生より閉会の挨拶があり、1日は終了しました。
1日を通して、これまでの探究学習のプロセスや成果の中での学びをアウトプットし、それをもとに、小学5年生や教職員やゲストの皆さまと共に深める機会となりました。
探究学習は、これからもずっと続いていきます。今日の学びを活かして行けたらと思います。
発表会の開催にあたり、ご参加いただいたゲストの皆さん、海士小学校5年生や教職員の皆さん、保護者や島親さん、地域の皆さん、ご協力ありがとうございました。
最後に、今回の発表会を企画・運営してくれた生徒の皆さん、大変お疲れ様でした。ありがとうございました。