グローバルな挑戦2025年9月3日 (水)
令和七年度グローバル(ブータン)探究レポート ~第一弾~
7月28日から8月6日まで実施したグローバル探究(ブータン)の様子を引率教員・永田がお届けします。本プログラムは、一般財団法人島前ふるさと魅力化財団が主催し、一般財団法人 自治体国際化協会(クレア)のご支援のもと実施しました。
高校生4名・中学生2名で始まったこの旅。今回から中学生の募集も行い、海士中学校と知夫中学校からそれぞれ1名ずつ、計2名の中学生が参加しました。また、今年度から海士町はブータン王国・チュカ県と連携協定を結んでおり、生徒たちはその親善大使としての役割も担います。
7月29日
28日に日本を出発し、タイで乗り換えたのち、世界でも着陸が困難と言われている空港の一つ、パロ空港に到着。着陸時はヒヤヒヤしましたが、無事に一度で着陸成功。曇り空ではあったものの雨は降っておらず、ブータンの雄大な自然が私たちを出迎えてくれました。

パロ空港はお寺のような雰囲気があり、ブータンの人々にもとても愛されている場所です。「他国の国際空港は見ただけではどこの国か分からない。しかし、パロ空港は一目でブータンだと分かる。だから私たちにとっても誇りなんです。」と教えてくれました。
空港を出ると、日本語が堪能なガイドのペマさんが出迎えてくれました。その姿に、生徒たちも少しホッとした表情を見せていました。

到着後、ブータンの民族衣装を購入。男性用は「ゴ」女性用は「キラ」と呼ばれ、たくさんの色や模様の中からお気に入りのものを選んでいました。

民族衣装の着付けを終えると待ちに待ったランチタイム! 初めて口にするブータンの料理は生徒たちにとっては想像以上にスパイシーだったようです。その中でも人気だったのが、「モモ」という餡を皮で包んで蒸した料理。餃子のようですが少し違った味わいで、生徒たちからも絶賛の声が上がりました。


午後からは、パロ教育大学を訪問。 ”ディグラム ナムジャ”という、ブータンの礼儀作法の講義を受けました。
”ディグラム ナムジャ”とは
ディ:descipline
みんなが従う
(グ) ラム:path/way
方法
ナムジャ:protocol
過去に先祖が作ったルール
このディグラムナムジャは、生活のすべての行為に対して、適用されます。(食べる、歩く、話す、聞く、寝る、踊る、挨拶などなど)特に公式な場ではこれに従う必要があります。従わないと罰則はありませんが、周りからよく思われません。この”ディグラムナムジャ”の精神は、学校を卒業する意義があるかどうかを決めるほど重要な教えとされています。
私たちも、実際に民族衣装の「ゴ」(男性用)と「キラ」(女性用)を着用し、
ディグラム ナムジャを学びました。礼儀作法については、王様、首相、先生など相手の地位によってお辞儀の深さや作法が異なることが非常に興味深く、生徒たちも真剣に取り組んでいました。
さらに、正装としてのゴやキラに加え、お寺などを訪問する際には男性は「カブニ」、女性は「ラチュ」という長い布を肩から掛ける必要があります。このように、ブータンの由緒ある伝統や礼儀作法が現代にも大切に継承されていることを学びました。


その後はパロのホテルへ移動しました。夕食にはブータン料理とブータン産の松茸をいただきました。ブータン料理は唐辛子をふんだんに使用していて、生徒たちの大半は、慣れない唐辛子の辛さに苦戦していましたが、それでも食材の自然な味わいを楽しんでいました。
