校長室より2026年7月25日 (土)
令和8年度1学期終業式 校長講話
2026年7月23日
1学期終業式講話
4月の始業式で、私は「チャンスの神様」の話をしました。
チャンスは、必ずしもチャンスらしい姿ではやって来ない。大変なことや、やりたくないこと、思いがけない失敗やピンチの姿をして現れることもある。そして、そのチャンスをつかむためには、「自分は何をつかみたいのか」を考え、「とりあえずやってみる」、島前高校の言葉で言えば「踏み込むこと」が大切だ、という話でした。
さて、この1学期を振り返ってみてください。
みなさんは、どれだけ「踏み込む」ことができたでしょうか。
授業で勇気を出して発言した人。
苦手なことから逃げずに向き合った人。
地域での活動や部活動、新しい仲間との出会いに一歩踏み出した人。
周りから見れば小さな一歩でも、その一歩は確実にみなさんを成長させています。
一方で、「あまり踏み込めなかったな」と感じている人もいるかもしれません。でも、今年はまだ半分も終わっていません。夏休み、そして2学期があります。チャンスの神様は、これからも何度でもみなさんの前に現れます。そのとき大切なのは、「失敗しないこと」ではありません。「まず手を伸ばしてみること」です。
先日、花巻東高校からスタンフォード大学へ進学し、さらにメジャーリーグへの挑戦を決断した佐々木麟太郎選手が、記者会見の中でこんな言葉を話していました。「失敗したか、しなかったかではなく、挑戦したか、しなかったかの人生にしたい。」私は、この言葉を聞いて、「島前高校の学びだ」と感じました。
挑戦には成功も失敗もあります。でも、挑戦した人には必ず次につながる学びがあります。だから島前高校では、「失敗しないこと」ではなく、「踏み込むこと」を大切にしています。そして、踏み込んだ後はしっかり振り返り、自分の成長につなげる。それが島前高校の学びです。
夏休みは、普段できないことに挑戦できる時間です。
久しぶりに帰省し家族との時間を大切にする人もいるでしょう。
地域活動に参加する人。
部活動に打ち込む人。
越境体験する人。
何か新しいことを始める人もいるでしょう。
どんな挑戦でも構いません。大切なのは、自分から一歩踏み出すことです。そして2学期の始業式には、「この夏、こんなことに挑戦しました」と胸を張って言える経験を、一つでも持って帰ってきてください。
最後に、夏休みにぜひやってほしいことが一つあります。
それは、ある問いにゆっくり向き合うことです。その問いとは
「汝、なんのためにそこにありや。」
自分は何を大切にしたいのか。
何に夢中になれるのか。
誰の役に立ちたいのか。
その答えが少しずつ見えてくると、2学期に訪れるチャンスは、今までよりきっと見つけやすくなります。
この夏、みなさんが普段とは違う景色や人とのつながり、出会いの中で、新しい自分に出会えることを期待しています。
夏休み中も、どうか恐れず、一歩踏み込んでください。2学期、成長したみなさんに会えることを楽しみにしています。
