校長室より2026年8月27日 (木)
2学期始業式講話
2026年8月26日
2学期始業式講話
みなさん、おはようございます。
大きな事故もなく、こうして元気な皆さんと再会できたことを、心から嬉しく思います。
この夏も、熊本地震の被災地や千葉での豪雨災害をはじめ、各地で様々な災害がありました。全国各地から集まる島前高校生の帰省先はどうなのかと心配していましたが、直接の被害などは聞いておりませんのでとりあえず安堵しています。一方で現在も各地で厳しい状況下に置かれている方々に心を寄せるとともに、今日、私たちがこうして安全な場所で仲間と顔を合わせ、新しい学期を始められる「当たり前の日常」の尊さに感謝したいと思います。
このようなニュースとともに、この夏休み、先ほどの報告会でもありました皆さんの活躍についてたくさんの嬉しいニュースもありました。長い休みを利用した越境体験、東京の探究発表会、オープンスクールなど皆さんが様々なことに挑戦したこともちらほら耳に入っています。そして、嬉しい知らせは生徒の皆さんの活躍だけではありません。全国高等学校PTA連合大会において、本校のPTA活動が見事「団体表彰」を受けました。私たちが日々の学校生活に打ち込めるのは、見えないところで温かく支えてくださる保護者や地域の方々のおかげです。改めて感謝したいと思います。
さて、みなさん1学期の終業式で、私は皆さんに一つの宿題を出しました。
「汝、なんのためにここにありや」
この問いにゆっくりと向き合ってみてほしいと。覚えていますか。
自分は、なぜここにいるのか
何を大切にしたいのか、何に夢中になれるのか
誰の役に立ちたいのか
2学期は、まず学園祭があります。仲間と意見をぶつけ合い、悩みながら、一つのものを創り上げる。その経験は、きっと皆さんを大きく成長させてくれます。そんな貴重な今日からの10日間をしっかりと楽しんでほしいと思っています。
そして、その後にはそれぞれの学年において大切な挑戦があります。
1年生は、これから学科選択という大きな決断があります。周りの人の意見に耳を傾けながらも、最後は自分自身と向き合い、自分の未来を選んでください。
2年生は、いよいよ学校の中心となっていく学年です。先輩たちから受け継いだものを大切にしながら、「自分たちの学校をつくる」という気持ちを持ってください。三年間で一番大きな行事である研修旅行があります。普段できない経験を通して、仲間との絆を深める機会にしてほしいと思います。
3年生は、いよいよ真に自分自身の進路に向き合う時です。不安や迷いもあるでしょう。しかし、自分にできること、自分にしかできないことを一つずつ積み重ね、自分が選んだ道を正解にするために、自分にとことん向き合ってください。
そして、改めて全校の皆さん、行事や進路の準備で忙しくなる中で、心が折れそうになったり、苦しくなったりすることもあるでしょう。そんな時は、どうぞひとりで抱え込まず周りの人を頼ってください。みなさん一人ひとりの存在が、決して代わりのきかない大切なものであるということを忘れずに、自分自身の心と身体を一番に大切にして過ごしていってください。
失敗しても大丈夫。挑戦する、挑戦、その小さな一歩の積み重ねが、やがて大きな成長へとつながっていくはずです。周りの人の力も借りながら、
「汝、なんのためにここにありや」
この問いを、常に心の片隅に置き、自分なりの答えを探しながら、仲間とともに、この2学期が、皆さん一人ひとりが大きく成長する学期となることを期待して2学期の始業式の講話とします。
