グローバルな挑戦

スピーチコンテストに3名が出場。素晴らしい発表になりました。

9月17日(水)に三刀屋高校で「高校生の主張英語スピーチコンテスト」が行われ、本校から1年生の久富史織さんが出場しました。体育祭でのパフォーマンスや民謡でひときわ目立つほど上手に踊っていましたが、ダンサーになりたいという夢を諦めて落ち込んでいた自分に巡ってきたブータンへの研修旅行がきっかけで異文化を体験したことから、ものの考え方や見方に変化がおこり、身近な生活の中に幸せがたくさんあることに気づいていく自分を「The Shape of happiness (幸せのかたち)」というタイトルで発表しました。聴衆の自己肯定感を高めるヒントを与える内容で、気持ちを込めて表現し、英語の発音も上手だったので、聞き手は素敵な時間を過ごすことができました。審査員からは個人の体験からさらに社会問題と関連づけた内容へ視野を広げていき、聴衆と一緒に問題を考えていくような話題を提供できるようになれば、より高校生らしいスピーチになるとアドバイスをいただきました。更なる成長を期待します。

 

9月21日(日)に松江市さんびる文化センタープラバホールで「第59回ヘルンをたたえる青少年英語スピーチコンテスト」が行われ、本校から1年生の内田敦大さんと大谷都葵さんが出場しました。トップバッターの内田さんはどうどうとした発表ぶりで、「雪女」の内容をすべて覚えており、雪女と出会った恐ろしい夜の体験や、お雪と結婚して10人の子どもに囲まれ幸せに時が流れていく日常や、してはならない雪女と出会った夜の話をお雪にしたことで、お雪が雪女となって家族を離れていくシーンなどを感情を込めて語ることができました。アイコンタクトで観客を見て話し、見事トップバッターとしての役目を果たしました。

 

4番目に登場した大谷都葵さんは、「おしどり」を発表しました。赤沼で仲良くいっしょに泳いでいたつがいのおしどりを、孫充(そんじょう)という猟師が矢を放って雄を殺し料理して食べました。その夜、枕元でひとりの美しい女の人が現れ、涙ながらに心のうちを孫充に語り始めます。大谷さんは、日本語によるスピーチ練習もするほど、おしどりの雌の気持ちを大切にしてきました。そして悲しさや怒り、やるせなさを雌の気持ちになって英語で表現する努力を重ねてきました。本番では、感情豊かにおしどりの雌の気持ちに寄り添う丁寧な英語表現で喜怒哀楽を表現し、練習の成果が十分に発揮され、八雲会奨励賞を受賞しました。おめでとうございます。

NHK朝ドラで、小泉八雲とその妻セツの物語「ばけばけ」が始まりました。島根に全国の注目が集まります。今回のエントリーはシニアの部は23名でした。東京や兵庫、広島など他県からの出場者もおり、熱演が続きました。島前高校からも2人出場してくれて大変喜びました。1年生の英語の授業では、「おしどり」「雪女」の英文に日本語訳を付けて内容を理解して、2人のスピーチを聞きました。これを機に、小泉八雲の作品に触れて八雲文学の世界を一人でも多くの生徒に知ってほしいと願っています。 (文責:重谷光生)

 

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