グローバルな挑戦

海外研修の代替となるグローカル研修を実施しました(1日目)

2月2日(火)〜4日(木)でシンガポール海外研修の代替となる島前地域でのグローカル研修を実施しています。

新型コロナウイルス感染症により中止となってしまったシンガポール海外研修。生徒の中にはシンガポールでの研修に惹かれて入学した生徒もいるくらい、本校にとっては非常に大きな行事です。また、地域課題解決型探究学習の発表もこのシンガポール海外研修に合わせてスケジュールが組まれており、生徒にとっても教員にとっても非常に残念な結果となってしまいました。

年度当初には国内他地域への研修旅行等も粘り強く検討していましたが、緊急事態宣言が出るなど不安定な情勢が続き、最終的にはまだ新型コロナウイルス感染症が出ていない地元・隠岐島前地域での実施となりました。残念ながらシンガポールに行くことはできませんでしたが、「島前でやるとなったことに意味があるはず」を合言葉に、2年部の教員・コーディネーターチームが一丸となって準備を進めてきました。

今日は初日の様子をお伝えします。

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2日(火)、研修旅行のスタートは「協働調理」から始まりました。高校の調理室、海士町中央公民館のキッチンで4チームに分かれて、チームの絆と共にカレーを煮込むことに。まずは作戦会議から始まります。予算は12,000円で何のカレーをつくるか、どんな風につくるか、役割分担はどうするかをそれぞれで考え、地元商店に買い出しに行きました。高校の調理室ではなぜかいちごを切る生徒たちも…。なかには少ない予算ながら奮発して隠岐牛を購入するチームもあり、思い思いのカレーをつくっていました。


昼食はそれぞれがつくったカレーを食べ、午後は本研修の導入として隠岐國学習センターの豊田センター長からレゴを使ったワークショップをしていただきました。「レゴシリアスプレイ」というワークショップは手を使ってレゴをつくり表現してみることで、自分自身でも捉えきれない想いや感情に気づくことができると言われています。この日のお題は「いいチームとは」、「自分らしさとは」「島前らしさとは」の3つ。生徒たちは共有・対話の時間に思い思いに表現し、それぞれの言葉でその感情をチームメンバーに話している姿は印象的でした。また、意識・言語化できていない部分を表現することで新しい発見もあったようでした。

ワークショップの後は船に乗って西ノ島へ移動し、教員チームとともにプレゼン本番会場の下見です。スライドの最終チェック、マイク、立ち位置など確認している姿から緊張感が伝わってきました。

いよいよ明日はプレゼンテーションです。

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