日々の実践

13日(金)、学校行事「失敗の日」を行いました

13日(金)、本校の学校行事である「失敗の日」を行いました。

※本校では、昨年度より「失敗を共に称え合う学校」を学校経営スローガンに掲げ、それを象徴する1日として、フィンランドに倣い、毎年10月13日を学校行事として「失敗の日」を行なっています。昨年度の様子はコチラ

 

当日の様子をお届けします。

◆趣旨説明

まずは、今回の行事を主幹する踏み込みプロジェクトリーダーの佐藤先生より、本日の趣旨について説明がありました。

 

この1日の中でさえ踏み込み、失敗を称え合いながら、「失敗の価値」について考える1日にしたい。というお話がありました。

ちなみにこの日は、教職員全員が「失敗Tシャツ」を来て盛り上げました。

 

◆オープニングムービー

その後、オープニングムービーでは、現在世界を旅している本校卒業生、元ハウスマスターから、失敗の日発祥の地である、フィンランドのアールト大学からビデオメッセージが届けられ、世界を旅する中で世界各国で出会った人からの失敗エピソードも盛り込まれていました。

(本校の元海外留学生のヤスミンさんの失敗インタビュー)

 

◆開幕宣言

オープニング後には、教頭先生からの開幕宣言が行われました。

 

◆教職員による踏み込み絵画チャレンジ

1つ目のプログラムは、「教職員による踏み込み絵画チャレンジ」です。

絵が苦手な教職員も含めて、様々なテーマで絵画にチャレンジしました。

 

◆生徒による踏み込み「偏愛授業」

まずは教職員が踏み込み、気運が高まった後には、生徒の踏み込み「偏愛授業」を行いました。生徒が、それぞれの「好きなこと」について、授業を行いました。

(コンビニスイーツ)

 

(朝ドラ)

(落語)

(明治・大正の髪型)

◆生徒・教職員による「探究活動・マイプロ発表会」

様々なテーマで授業が行われ、どの会場も非常に盛り上がりました。

続いて、生徒の探究活動やマイプロジェクトの発表会を行いました。

(寮食プロジェクト)

(短期越境プログラムに参加しての学び)

(教職員による探究「海の潮で校庭の除草はできるのか」)

 

◆踏み込み×振り返りワークショップ

生徒の踏み込む時間として、授業・探究発表を行なったのち、全員で「踏み込み×振り返りワークショップ」を行いました。

 

この半年の踏み込みを振り返りながら、後半期の踏み込みを考えました。

 

◆「失敗の価値」を考えるワークショップ

続いての「失敗の価値ワークショップ」では、特に「失敗を語る」練習をしました。

 

◆踏み込みランチ・失敗ラジオ

昼休みには、参加してくださった大人も一緒に食べる「踏み込みランチ」、海士町長の失敗ラジオを流し、交流やラジオを楽しみました。

(失敗ラジオ事前収録の様子)

 

◆失敗講演会

午後には、「失敗講演会」として、卒業生の原恵利華さんをお招きし、高校時代・その後の人生の中での失敗から見えてきた自分や学びについてご講演いただきました。

 

◆エンディング

最後には、全校生徒・教職員・ご参加いただいた方々と司会の声掛けで円陣を組みました。

 

◆閉幕宣言

その後、校長先生による「閉幕宣言」にて、この日を閉じました。

 

生徒や教職員の感想からは、

・『失敗の日』という名の1日だったが、大多数の生徒が今日という日をポジティブに過ごしていたと思う

・年を取るほど失敗を避けたがるように思います。人の失敗も目につきやすくなります。失敗に対するバイアスからまだ抜けられないところはあるけれど、それを次のステップにつなげられる自分、そして学校にしたいと思います。

・失敗についての関心が高まりました。 今まで、失敗することは恥ずかしいことだと思ってあまり失敗したくなかったけど、今回、失敗をしないことが最大の失敗ということがわかって、失敗から学ぶことが大事なんだと気づきました。だから、失敗もたくさんして、失敗から学んで成長していきたいなと思いました。

・初めての失敗の日で他学年との交流もありとても楽しい1日になりました。今まで自分の失敗を口に出すのが恥ずかしいなと思うことがあったけど、称え合うことでこれからもっと失敗して笑いに変えたいなと思いました。

 

などがありました。

 

この1日を通して、普段しない踏み込みをしたり、これまでの踏み込みを振り返ったり、失敗を語る練習をしたりすることを通して、「失敗の価値」について考えることができました。

 

ご参加いただいたゲスト・地域の皆さま、本当にありがとうございました。

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