日々の実践2025年3月3日 (月)
島前高生 能登へ現る!(越境プロジェクト)
2月22日(土)~27日(木)に1年生の城西涼花さん、2年生の村尾日夏里さんが校内プロジェクトの一つである越境プロジェクトで企画した石川県の能登半島地震の被災地視察及び能登高校の総合的な探究の時間の発表に行きました。
この越境を推し進めた背景には、日本に住んでいる以上その場所がどこであれ自然災害は発生します。そのときに最適な選択、最適な行動が高校生自らができるようになってほしいという願いを込めてこの越境機会を設けました。
能登役場では、危機管理室の方から現在の被災状況や当時の様子などを聞き、実際にドライブレコーダーに残っていた津波の来る様子や住民を車に載せて、間一髪津波に飲み込まれることを防いだ動画を視聴したりなど、多くの話を伺いました。
①「公助」には限界がある
②「地域のつながり」が命を救う
③「水」と「トイレ」の確保
④「セカンドベスト」を考える
の4点が能登半島地震・奥能登豪雨を経験し、後世に伝えたいことだと強く仰っていたのが印象に残りました。
実際に津波や火災の被害にあった地区を訪れました。現地の方と話す機会があり、そこでは、報道からは入手できない貴重な話を聞くことができ、減災・防災の意識がさらに高まったのではないかと思います。
最後に能登高校へ訪れ、総合的な探究の時間の発表を聞きに行きました。全校生徒の前で発表する機会をいただき、隠岐島前高校の学校紹介や総合的な探究の時間の内容を発表しました。事前のプレゼン準備から発表直前までスライドを見直したり、発表の練習をする様子がみられ、緊張しながらも一つの壁を超えたことで生徒の成長の一つの機会になったのではないかと思います。
能登高校の生徒の皆さんの発表も地域に根差した探究活動に取り組んでおり、地域の課題や地域の魅力を高校生の視点から取り上げて発表に取り組んでいました。
能登高校の皆さん、ありがとうございました。
今後も越境を通して、さらに成長を加速させていきます。