日々の実践

10月30日(木)、地域共創科で農家さんを助けに行きました

「地域のピンチ、共創科のみんなで助けませんか?」

突然に、地域共創科の生徒にメッセージが届きました。

 

26日(日)、地域の農家さんから「この稲は、機械で狩れないからもう諦めようと思ってる。手刈りは無理だから。」と聞いた魅力化スタッフが「人が集まれば、諦めなくても済むかもしれない。」と生徒たちに呼びかけたメッセージでした。

(魅力化スタッフから送られてきた田んぼの写真)

すると、地域共創科の生徒から

「僕、行きます。」「私も行きたいです。」「午後からでも行けませんか?」「2コマ分だけ行けます。」など、13名の生徒が参加してくれることになりました。

 

迎えた30日(木)の地域共創DAY、13名で田んぼに行きました。

土はぬかるみ膝まで埋まり、鎌で手刈りをして運ぶ作業は、体力を使う過酷な作業でした。

(作業の様子)

途中、休憩も取りながら「これって、何日分の米になるんだろうか?」と計算が始まり、3人家族だと4ヶ月分くらいになりそうだということが分かりました。

(計算会議の様子)

 

稲を刈り終わると、農家さんがいらっしゃって、脱穀作業も行いました。

(脱穀作業の様子)

(稲を愛おしく感じ始める生徒)

 

全ての作業が終了した生徒たちは、田んぼの周りに座り、

「あぁ、疲れた。でも今日のお米は美味しい気がする。」

「初めて稲刈りした。気持ちいい。」

「地域共創したって感じしたなぁ。」

など、達成感に満ち溢れた表情で、刈った田んぼを見つめました。

(刈り終わった田んぼ)

 

日々、プロジェクト活動を通して、地域の課題解決や価値創造に励む生徒たち。しかし、地域のピンチは突然やってくることもあります。こうしたとき、自分の予定を調整し、フットワーク軽く地域に貢献しようと動いてくれた生徒たちに、喜びを覚えました。

きっとこの日の経験が、今日の晩御飯のお米の美味しさに、日々の教科や社会のニュースに紐付き、米や農家が身近なものとして感じることでしょう。

 

参加してくれた生徒の皆さん、ありがとうございました。

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