日々の実践

10月13日(木)を「失敗の日」と制定しました

10月13日(木)を、隠岐島前高校では、「失敗の日」と定めました。

本校では、令和4年度より、中期的なスローガンとして「失敗を共に称え合う学校」を掲げています。本スローガンは、これまで培ってきた挑戦の土壌である島前地域を最大限に生かし、さらに本校生徒や教職員が失敗を恐れることなく果敢に踏み込める(=挑戦できる)よう掲げられました。本校での3年間を、より「踏み込む」ことでかけがえのない経験をし、それを質の高い「振り返り」によって学びに昇華することで、本校での3年間が、人生の縮図となるような、かけがえのない3年間にしていきたいと考えています。

「失敗」を恐れることなく、前向きに踏み込んでいくためには、失敗を前向きに友人や仲間たちと共有し合い、共に称えあえる機会や場をつくり、学校全体の雰囲気にしていくことが必要です。これに基づき、検討を重ねる中で、フィンランドでは10月13日を「失敗の日」として制定し、失敗を称える日として国をあげて取り組んでいることがわかりました。これにヒントを得て、隠岐島前高校でも10月13日を「失敗の日」として位置付け、学校行事として取り組んでいくこととなりました。

当日は、校長による失敗談を踏まえての開幕宣言、フィンランド大使によるビデオメッセージから始まり、午前中の授業では、各教科の教員が「しくじり先生」を導入に授業が始まります。昼休みには生徒による失敗ラジオの放送が予定されており、掃除の時間は「応援ソング」を流す予定です。また、午後の時間には、特別講師による講演会があり、その後、未来への踏み込みを全生徒・全教職員で考えるワークショップの時間が予定されています。

また、放課後には、隠岐國学習センターで、地域の方を招いて「失敗を共に称え合う」企画が検討されています。

 

いつの間にかとらわれているかもしれない「失敗をしてはいけない」という枠からいかに踏み込めるのかが問われる1日になります。

 

さて、この日は「失敗」に終わるのでしょうか・・・

この記事をシェア