校長室より

令和3年度碧燎祭(体育祭)閉会式挨拶

体育祭の閉会にあたり

空を見上げれば夏の雲と秋の雲、季節の移り変わりを肌で感じるすがすがしい天候の中体育祭の競技を無事に終えることができました。

開会式直後の隠岐民謡は、私が在学中には行われていなかったことですが、島外・県外から入学した生徒の皆さんが踊っている姿を見ていると感慨深いものがあります。文化祭の開会式でも触れましたが、この2日間、君たちのキラキラ輝く生き生きとした表情を見たい、そんな思いの中始まった碧燎祭でしたが、体育祭を終え我々教職員は今充たされた気持ちになっています。

体育祭各部の結果については、先ほど発表したとおりですが、応援合戦、デコレーション、そして衣装の部の結果は紙一重です。いずれも、甲乙つけがたい出来栄えでした。結果とは別に、特に印象的であったのは、応援合戦で待機している団と応援を終えた団が他の団の応援をしっかりと見ている姿でした。この姿が今年の碧燎祭を象徴しているように感じました。

生徒会長の岩永さん、2年生の生徒会長として学園祭を企画・運営することがどれだけ大変なことか、1学期からの長い準備期間、思い悩むこともきっとあったはずです。しかし、最後まで立派にやり切りましたね。

そして、彼女の周りをしっかりサポートしていた生徒会の皆さん、有志の皆さん、そういう一人一人の力が推進力につながりました。

3年生の皆さん、人数の少ない学年であることから、クラスのことやデコレーション・衣装の作成と並行しての応援合戦の練習、大変だったね。準備期間から随所でリーダーシップを発揮している姿を頼もしく感じました。各団には分かれても、やっぱり今年の3年生はまとまりがあり、団結力がある学年だということを改めて感じる碧燎祭でした。

1・2年生の皆さん、学年の枠を超えた関わりの中で得られた新たな繋がりや経験を今後の高校生活に活かしてください。

今年の碧燎祭、昨日の生徒会作成のオープニング映像に全校生徒・教職員が登場し、そして、今日の体育祭最終競技では全校生徒がバトンをつなぎました。一人一人がつながり一人一人が主役であることを実感できる、島前高校ならではの学園祭になりました。

最後になりますが、この場には姿のない保護者の皆様、今年の碧燎祭にご案内することができず、申し訳ありませんでした。姿はなくても、保護者の皆様に見守られていることを生徒たちは常に感じながら、また、我々教職員もその想いを感じながらこの2日間、完全燃焼できました。ありがとうございました。

この2日間が、生徒の皆さんにとってかけがえのない思い出になることを願い、閉会の挨拶とします。

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