グローバルな挑戦

グローバル(ブータン)探究フィールドツアーレポート<後編>

7月29日(月)~8月7日(水)まで実施したグローバル探究(ブータン)の様子をお届けします。(後編)

 

8月3日(土)

午前中はそれぞれの学校で、探究活動やレクリエーションを行いました。これはPBLクラブの生徒たちが、本校生徒のために企画してくれたものです。

チュカ高校では食について探究するため、フィールドワークに出かけ、町の商店の方にインタビューをさせていただきました。

町に行く道すがら、ティータイムも用意してくれていました!ギターの演奏や歌でおもてなしをしてくれました。

フィールドワークの後は、クッキングをしました。本校生徒は、最もポピュラーなブータン料理「エマダツィ(唐辛子のチーズ煮込み)」の作り方を教えてもらいました。また、ブータンの生徒には日本のカレーと海士町名物「小醤油味噌」を食べてもらいました。

そして、ゲドゥとパクシカにいた生徒と合流し、本校生徒4人は久しぶりの再会を果たしました。

 

 

8月4日(日)

午前中はチュカのPBLクラブの生徒達と一緒にゾン(県庁兼僧院)を訪問しました。ゾンではラム•ネテン(座主)と直接お話しすることができ、ブータンにおける宗教のあり方についてたくさんの質問をさせていただきました。

そして、ここでチュカの生徒とはお別れとなりました。たくさんの友達ができ、本当に充実した時間を過ごすことができたので、最後は笑顔いっぱい涙いっぱいのお別れでした。最後

の感謝のスピーチでは、しっかりと感謝の気持ちを伝えることができました。

午後から首都ティンプーに移動しました。常に霧がかかっているチュカ県とは違い、ティンプーは快晴で気温も少し高くなりました。

 

まずはクラフトマーケットに向かい、ブータンの伝統工芸品を見に行きました。不思議なものがたくさんあり、お店の人やガイドの方とコミュニケーションを取りながらお土産を選びました。

そして最近改装されたというベジタブルマーケットに向かいました。並んでいる野菜は日本で見かけるものも多かったですが、色や形、大きさや、陳列の方法などには違いがあり、興味深く見学することが出来ました。

 

8月5日(月)

本日はブータンについてより理解を深めるためにフィールドワークに出かけました。まずはブータンでの医学や薬はどのように発展してきたのかを知るために、伝統治療院へ向かいました。

ガイドさんに、東洋医学では私たちの身体や健康をどのように捉えているのか教えてもらいました。薬草や薬の材料になるものがたくさん陳列されていました。中には、これが薬になるのかと意外に思う材料もあり、楽しく見学できました。

 

続いて伝統技芸院に行きました。伝統技芸院は織物や彫像などのブータンの伝統工芸を学ぶための学校です。実際に作業をしているところを見学させていただきました。この学校に通う生徒たちの、将来の伝統文化の担い手となるために真剣に作業に取り組む姿が印象的でした。

お昼を食べてクラフトマーケットへ向かいました。和紙を使った小物やバンチュ(竹細工)などを売る店が立ち並んでいました。可愛いものや面白い物がたくさんあり、みんな迷いに迷いながら、選りすぐりのお土産を選びました。

再び空港のあるパロに戻ってきました。この日の夜は生徒4人で、ペマさんのお家にホームステイさせていただきました。近所の大学生にもきてもらい、たくさんお話をしてゲームをして楽しく過ごすことができました。

 

8月6日(火)

ブータン最後の1日は、ロイヤルアカデミー(王立高校)を訪問しました。お城のような校舎にみんな驚きの声をあげていました。アカデミーの生徒は歌やダンスでおもてなしをし、校舎を案内してくれました

また、アートの授業に参加させてもらい、レーザーマシンや塑像造り、ペイントなどを体験させてもらいました。また、2学期から島前高校に留学してくる生徒とも交流することができました。

アカデミーを出発し、お昼を食べて空港へ。最後にガイドさんたちとブータンで働く日本人スタッフの方々とお別れをしました。

今回のブータン探究ではブータンの人々の温かさに包まれ、様々な経験を通して学びを得ることができ、とても充実した研修となりました。

 

ブータンの皆さん、カディンチェラ(ありがとうございました)!!

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