グローバルな挑戦

グローバル探究(ブータン)フィールドツアー活動レポート①

5日(月)から11日(土)まで本校生徒4名がブータン王国に渡航し、現地で探究活動を行なっています。

今回は海士町が受託しているJICA草の根技術協力事業の一環として、高校生がプログラムに参加しており、隠岐島前地域で実践してきた教育の魅力化、地域課題解決型学習をブータンで普及、発展していくことを目指しています。

5日(日)、ブータン到着初日は首都ティンプー市内のローカルマーケットなどを回り、日常の暮らしの様子を観察しました。またブータンの民族衣装を扱う店舗にも足を運び、たくさんの生地の中から自分が気になるものを選びました。現地で実際に民族衣装を着ることで、文化の違いを肌で感じる機会となりました。

6日(月)、活動2日目は午前中にブータン教育省(Ministry of Education)を訪問し、お互いの自己紹介や、今後の活動の展望について意見交換をしました。その中で我々自身もブータンのGNHから学び、プロジェクトを共創していきたいということを再確認する機会となりました。

その後は、ティンプー市内の和紙工房(ジュンシペーパーファクトリー)を訪問し、1970年代から続く島根県の浜田市とブータンの和紙を通じた国際交流の歴史を学び、今回の探究テーマの一つである伝統文化継承の視点から、インタビューをさせていただきました。

「なぜ、和紙から始まったのか」「この文化を今後も継承していくためには何が必要か」など、これまで島前地域で探究してきたテーマと結びつけながらお話を伺い、島前地域にどのような学びを還元することができるかを考えました。

そして午後に首都のティンプーを離れ、約3時間かけて南部のチュカ県へ移動し、夕方には翌日からの学校訪問に備えてプレゼンテーションの最終リハーサルと、ここまでの活動の振り返りを行いました。

今後予定している3つの学校訪問では、これまでの探究成果を発表し、ブータンの高校生や先生からの助言をもとに学びを深めるとともに、対話やワークショップなどを通じて、これからブータンで始動していく探究学習に少しでも貢献ができるよう取り組んでいきたいと思います。

 

 

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