グローバルな挑戦

グローバル探究(ブータン)フィールドツアー活動レポート②

7日(水)、8日(木)の2日間で、ブータンのチュカ県の3つの学校を訪問し、本校生徒4名の探究活動プレゼンテーションや、ミニPBL活動、生徒交流を行いました。このプレゼンテーションでは、ブータンのことを調べたときに浮上した「幸せ」のキーワードを元に、生徒各々の興味×島前地域の人の幸せを調査しました。伝統文化、自然、食、生き物とそれぞれの切り口から、地域の人にインタビューをさせていただき、その道の人の幸せと自分の幸せについて探究しました。

5日(水)午前はゲドゥ高校に行きました。一校目の訪問ではじめは生徒の表情も緊張気味でした。生徒プレゼンが始まると、ゲドゥの生徒も先生も集中して聞いており、生徒たちも渾身のプレゼンをしていました。その後、学校内をフィールドワークしつつ、同じチームのブータンの生徒と楽しくコミュニケーションをとっていました。帰りがちょうど学校のお昼ごはんの時間と重なり、全校生徒が日本人高校生を一目見ようと、玄関近くのゲートまで押し寄せていました。

午後はパクシカ高校に行きました。二校目となり生徒の緊張は少しほぐれたようでした。待ち構えていた生徒の数が想定よりも多く、オーディエンスが多い中、自分たちの想いを丁寧に言葉に乗せていました。同様に校内フィールドワークも、ミニPBLも英語を用いながら、意見をグループで一つにまとめることができ、本校の生徒も積極的に全体発表の場でも発表をしていました。

6日(木)午前は前日の午後に行ったパクシカ高校を再度訪問しました。実はとてもラッキーなことに、この日はパクシカ高校の1年に一回のビックイベントのお祈りをする日だったのです。校長先生に招待していただき、伝統的なお祈りの作法や、バターランプ、特別な朝ごはんなどの貴重な経験をさせていただきました。生徒たちは、はじめてみる光景や音楽に興味津々でたくさん写真や動画をとっていました。

その後2時間半移動し、昼食をとった後、チュカ高校に到着です。

学校の入口から先生たちが歓迎の布を持ち、待ち構えてくれました。3回目のプレゼンは今までの集大成といっても過言ではない出来で、チュカ高校の校長からも「このプレゼンは素晴らしい。この素晴らしい発表のために、あなた方はたくさんの時間を費やし、多くの努力をしてきたでしょう。」と賞賛のコメントを頂きました。最後の校内フィールドワークでは、初回の少し緊張した表情から打って変わって、自分たちから積極的にコミュニケーションをとりにいく姿が見られました。ブータンの生徒との関わりをする本校生徒の表情はとても朗らかで、心からこの時間を楽しんでいる様子がとても伝わってきました。

今後はティンプーやパロでのフィールドワークを予定しています。ここまでの時間の中で個人探究として深めてきた部分と、島前の人へのインタビューの際に見つかった課題を意識する中で、自分や地域へのお土産(還元できること)を更に探究していく予定です。次回もこうご期待です。

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