インタビュー特集

失敗共創インタビュー⑤(ゲスト:3年生 吉田詩音さん)

昨年度より、本校では、学校スローガン「失敗を共に称える学校」を掲げ、学校経営目標を着実に前に進めるために、踏み込み(昨年度は失敗共創)プロジェクトが立ち上がりました。失敗を恐れずに挑戦し、その挑戦を見える化し、失敗からの学びを称える。それが「踏み込みプロジェクト」です。踏み込みプロジェクトでは、「失敗共創インタビュー」を発信しています。

 

第5弾となる今回は、知夫里島出身の三年生、吉田詩音さんにインタビューしてみました。

インタビュアーは同じく三年生の山本勘太と踏み込みプロジェクトメンバーの宮野コーディネーターです。

※山本くんは、踏み込みプロジェクトとして、2学期中に10本の失敗共創インタビューをすることを目標に活動中です

失敗についてのイメージ

 

山本 今日はよろしくお願いします。

 

吉田 よろしくお願いします。

 

山本 詩音くん、失敗共創インタビューということで「失敗」をテーマにしたインタビューをしていきたいと思います。はじめに「失敗」についてどんなイメージを持ちますか。

 

吉田 「失敗は成功の元」という言葉があるくらいなのであまりマイナスなイメージはないですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

過去の失敗をどう活かしているか

 

吉田 小さいときからゲームをよくしていましたが、その中での失敗が重要ですかね。

 

山本 マイクラとか?

 

吉田 そうそう、マイクラとかで失敗したことを次に活かしていくことが多いと思います。

 

山本 ゲームを失敗につなげる発想はとても面白いですね。普段の生活だと、失敗がそのまま流れていくことが多いけれど、ゲームは生かさないといいものを作れないですよね。

   

山本 他にはどんな経験がありますか?

 

吉田 高校にきて失敗したこともあります。この前昼休みに流れる失敗ラジオにも投稿したのですが、記憶することが苦手なのに世界史を選択してしまったことです。年表や出来事を覚えないといけないことや模試のことなどで地理を選択する方が良かったなと思います。

 

山本 詩音くんの得意教科は英語ですよね。

   英語の単語の暗記と世界史の単語の暗記はなにが違うと思いますか。

 

吉田 一番の違いは実用性ですかね。世界史は使う頻度が少ないじゃないですか。ですが英語は将来的にも使えそうですし、youtubeとかのゲーム実況動画にもでてくる単語があるので覚えることが楽しいです。

 

宮野 自分が思う世界史を選んだ失敗経験を次にどう活かせそうですか。

 

吉田 世界史を選んだときは苦手とは思っていなかったんです。嫌いなものを極めることは時間がかかるというか。それなら得意なことを極めたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宮野 大学でやってみたいことはありますか?

 

吉田 大学では農業を学びたいです。会社で野菜を育てたり、プライベートでも野菜を育て   たいです。

 

山本 農業系なら失敗がたくさんありそうですね。次に活かしてより良いものが作れそう。

 

宮野 なんで農業系なんですか?

 

吉田 ゲームで野菜を育てることがとても面白いんですよ。それとお母さんが家で野菜やお花を育てているんですよ。見ます?最高ですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(吉田くんが見せてくれたお母さんの手がける庭)

 

山本 島前高校にきて失敗のイメージは変わりましたか?

 

吉田 ここに来るまでは失敗について考えることすらなかったんですよ。「失敗は成功の元」という言葉も失敗の日を経て「やっぱそうだよな」とよりイメージが強まりました。失敗のイメージはやはり+ですかね。

 

宮野 「失敗の日」はどうでしたか?

 

吉田 佐藤先生・内田先生の探究発表であった「潮の道」の発表を聞けて本当に良かったと思います。塩害の話だったので、今後にも繋がりそうだと思いました。この時間が一番良かったです。

 

山本 そうなんですね。将来につながる話を聞けて良かったですね。今日は本当にありがとうございました!また一緒にマイクラしましょう!受験頑張ってくださいね。

 

吉田 ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インタビューの感想

 

普段何気なく話している友達と「失敗」について話す機会というものがなかったのでその人自身を更に知ることができるいい機会になりました。

「失敗」という言葉を聞いたとき僕はネガティブな気持ちになりがちですが、「成功の元」として捉える詩音くんの意見を聞いて少し自分の中にある失敗の概念が少し覆った気がします。彼と過ごす期間も残り二ヶ月を切りましたが、この失敗共創インタビューを通してまだまだ彼について知ることができていないことがたくさんあるなと感じました。三年間を共にした彼と残りの二ヶ月で更に思い出を作っていきたいと思います。

山本 勘太

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