日々の実践2025年12月1日 (月)
1年生が挑戦する「教科×探究」の学び
2学期から、1年生の「夢探究」の授業では、より専門的で実践的な学習として「教科 × 探究」をテーマにした学習がスタートしています。これは、生徒自身の「興味・関心」を原動力としながら、日頃の教科学習で培った視点をフル活用して探究活動に挑む取り組みです。
この授業の目的は、次の二点にあります。
・探究活動の「型」を習得すること。
・教科学習と探究学習が別々の活動ではなく、相互に連携し、お互いを深め合う不可欠な学びであることを、生徒自身が身をもって実感すること。
普段の教科学習で得られる「知識」や「技術」を使って世界を深く掘り下げる面白さを知るのが狙いです。
まず、生徒たちから「今、知りたい、掘り下げたい」と思うテーマを募集しました。集まったのは、現代の高校生らしい、身近でリアルな関心事7つです。
ファッション 音楽 SNS デジタル機器 料理 韓国 ダイエット・スポーツ
これらの生徒の興味を土台としつつ、1年部の担当教員が「問い」を磨き上げ、教科学習の要素を織り交ぜた、7つの具体的な探究テーマを設定しました。
| 生徒の興味分野 | 教科の視点を取り入れた探究テーマ |
| ファッション | 「自分に似合う服を着ていると、ウェルビーングは高まるか?」 |
| 音楽 | 「人はなぜ音楽を聴くのか?」 |
| SNS | 「未来のSNSをデザインしてみよう」 |
| デジタル機器 | 「島前高校の魅力 × DX」 |
| 料理 | 「ゆで卵の茹で時間を関数化してみよう」 |
| 韓国 | 「流行を生み出す秘訣は? ~韓国エンタメに学ぶバズ理論~」 |
| ダイエット・スポーツ | 「スポーツ、身体づくり、健康を考えよう」 |
生徒たちは9月末から各テーマに分かれてチームを結成し、本格的な探究活動に取り組んでいます。彼らは、教科の視点を取り入れながら、「問いに対して仮説を立てる」、「検証する」、「考察する」、そして「新たな仮説を立てる」、「検証する」という一連のステップを、粘り強く踏みながら探究を進めてきました。
この活動を通じて、生徒たちは、知識が「点」ではなく「線」として繋がる感覚、そして、学びが実社会の課題解決に直結する手応えを掴み始めています。

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韓流ブームから流行を生み出す工夫を学ぶチーム。海士町の玄関口であるキンニャモニャセンターの店舗に、島前地域の魅力を伝えるポストカードを置かせていただきました。「1PLUS1」という販売・キャンペーンシステムから学び、より多くの観光客に島前の自然の豊かさを伝えようと試みています。
韓国のエンタメから流行を生み出す仕組み(バズ理論)を学んでいるチームの活動です。彼らは、韓国のキャンペーンシステム「1 PLUS 1」(ワンプラスワン)という販売戦略に着目。海士町の玄関口であるキンニャモニャセンターの店舗にご協力いただき、観光客に島前地域の魅力を伝えるポストカードを設置しました。

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ファッションについて探究しているチーム。「普段の制服を着ている時」と、「自分が好きな服を着ている時」と「自分に似合う服を着ている時」のウェルビーング(幸せ指数)の高さを検証した際の写真です。
