校長室より

3学期始業式講話

2026年1月8日

3学期始業式講話

2学期の終業式が思いもかけない形となったことに加え、一昨日の島根県の東部を震源とした大きな地震の被害を心配しました。特に本校関係で大きな被害等はきいてはいませんので、少し安心しており、今日ここにこうしてみなさんと無事に集まれたことを大変うれしく思っています。

さて冬休みはいかがでしたか?新しい年を迎え、気持ちも新たにここにいてくれると期待しています。

2026年の干支は午(馬)です。十二支の中でも午年は、特に勢いのある年、前向きな動きを生む縁起の良い年として知られています。知夫や西ノ島でもたくさん馬を見かけますが、馬という動物には、古くから暮らしを支え、文化を形づくり、人々の願いや祈りを運んできた歴史があります。またものすごいスピードで駆け回る姿から、前へ進む力や、新しい未来への希望を重ねることができるため、成長や発展の象徴とされてきました。馬が持つしなやかな脚、広い視野、力強い体、そしてまっすぐ前へ向かう性質は、新しい挑戦を後押しするイメージと結びついているとされるため、午年は「何かをはじめるのによい」「気持ちの切り替えに向いている」といった前向きな意味が込められることが多いそうです。こう聞くと、何か新しいことに挑戦してみたくなりますね。新しい踏み込みカードには何を書きましたか?

そして馬といえばもうひとつ。12月まで放送していた日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」を毎週楽しみに観ていました。この作品のテーマは「継承」。様々な意味が込められたこの言葉でしたが、特に印象に残った台詞がありました。

「継承は、押しつけられるものではなく、自分で選び取るもの」

私たちは昨年創立70周年を迎え、これからは島前高校の新たな歴史と伝統を気づき上げていく、今年はその最初の年に当たります。新たな気持ちで出発するときに、ちょうどその縁起の良い午年であることに何か不思議な縁を感じます。

伝統や歴史の継承というと少し大事のような気がして、生徒の皆さんにしてみれば、自分に具体にできることは何なのか想像がつかない人も多いかと思いますが、皆さんにしてほしいことは、島前高校の学びのサイクル「踏み込み」と「振り返り」をしっかり回していくことだと考えます。みなさんの「踏み込み」が何らかの形で新たな伝統や歴史を形作るきっかけとなり、それが継承につながっていくはずです。大事なことはそれらを誰かから押しつけられたり任されるたりするのではなく、自らの考えと意思で決め、自分の道を自ら選び取っていくこと。そして選んだ後にすべきことは、「選んだ道が正解だったのか」を問うことではなく、「選んだ道を正解にする」こと。

 

いつも言いますが、やはり新年最初もこの言葉を贈ります。

「汝、何のために其処にありや」

3年生とはなかなか会う機会が少なくなりますが、この言葉を心のどこかに置きながら、自分が選んだ道を正解にするために卒業までの時間を大事に過ごしてください。

1、2年生も、この年が午年であることさえも味方にしながら、自らが決めた挑戦、目標に向かい、島前高校の学びのサイクルをしっかりと回しながら、学校生活を送ってくれることを期待して、3学期の始業式の講話とします。

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