校長室より

「失敗を共に称え合う学校」(令和4年度第1学期始業式式辞)

皆さん、おはようございます。校長の野津です。

この一週間、天候にも恵まれ、春本番の中、この始業式、新年度を迎えることができました。新型コロナウィルス感染症拡大防止により、多少制限がある中での春休みであったと思いますが、皆さんどのように過ごしましたか?それでも、自分のやりたいこと、久しぶりに友人と会えたことなど、1つでも自分にとって充実した時間があれば、それは幸いなことであったと思います。

 

本日から、地域みらい留学365の3名、新たに着任した教職員を迎えてのスタートを切ることになります。また、明日には、新入生を迎えることになります。令和4年度も、思いやりの気持ちを大切に、新入生を迎え、新しい交流の輪が益々拡がることを期待しています。

 

私自身は、自らの生活を充実させるために大切にしている言葉があります。それは「夢・挑戦・笑顔」の3つです。島前高校に入学してきている皆さんは、夢を持って、それに向かって果敢にチャレンジをしている、そういう生徒だと、私は信じています。「夢が達成した時に自らの顔に笑顔が溢れる。」その笑顔あふれることを目指して、この一年皆さんと過ごしていけることを期待しています。

 

さて、4月の始業式は、今年度のスタートとなる大事な式です。今年度の島前高校のスローガンについて、特に大切にしたいことを一点だけお話をさせていただきます。島前高校が今年度、特に大切にしていきたいこと、そのスローガンは「失敗を共に称え合う学校」です。これまで、様々な挑戦を大切にしてきた島前高校です。しかし、よく考えてみると、挑戦があれば、必ず失敗があります。挑戦をした時、その結果は成功ばかりではありません。必ず失敗があります。今年度は、特にこの「失敗」という体験を、失敗のまま放って置かない。しっかりと振り返る。このことを生徒の皆さん、教職員にもお願いをしたいと思います。なぜ失敗したのか?何が足りなかったのか?分析を行うことに、是非とも力を入れてください。そして、その分析をもとにして、もう一度、挑戦に歩み出していく。そういう力強さを皆さんにぜひ獲得してもらいたいと考えます。

 

生徒の皆さん方だけでなく、教職員も決して失敗を恐れることなく、失敗さえも前向きに捉えるチーム島前高校であってほしいと思います。

 

最後にもう一度、始めに私が自分の心の中で大切にしている言葉は、「夢・挑戦・笑顔」と話をしました。この「笑顔」について、自分が挑戦を成し遂げた時の笑顔も大切ですが、周りの友達、周囲の方々が何かに取り組んでいる時に見守る笑顔、あるいは応援する笑顔。再挑戦に臨む際のやる気あふれた笑顔など、様々な笑顔の意味と使い方もあります。皆さんはどの笑顔を、どのような場面で表現できるか。また自分の笑顔はどの笑顔かも時には考えてほしいと思います。

 

今年度も、チーム島前高校、一丸となって前進をしていきましょう。

 

島根県内においても、新型コロナウィルスの感染者数がなかなか減らない状況が続いております。また、隠岐保健所管内においても、ここ数日、毎日のように感染者が出ている状況にあります。皆さん、自分たちの日常、これからの挑戦を止めないためにも、日々の感染予防対策については、十分配慮して、徹底をして欲しいと思います。

 

令和4年度がいよいよスタートします。皆さん、しっかりとした想いを持って、失敗を恐れず、今年も前進していきましょう。

 

 

以上、1学期始業式の式辞とします。

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