オリンピアンとの交流事業を行いました

8日（火）、2012年ロンドンオリンピック陸上競技に出場した館野哲也さん（㈱Criacao）が来校され、生徒との交流を実施しました。この交流は島前三町村が東京オリンピック・パラリンピック大会で、ミクロネシア連邦のホストタウンであるご縁から、オリンピアンとの交流事業として実施していただきました。

館野さんはロンドンオリンピック陸上競技、400mハードルに出場された現役アスリート。放課後の時間を利用して、希望者対象に講演会とトレーニングを行ない、約30名が参加しました。

前半の講演会では、これまでの経験をもとに「うまくいかないときの対処法」、「モーニングルーティーン」、「運をつかむためのマインドの持ち方」など、部活動をしている生徒の現在の悩みや不安に対して、具体的なアドバイスや自身の考え方をご伝授していただきました。

後半のトレーニングでは、始めに実際にハードルを跳んでいただき、アスリートの生の走りとジャンプに会場からは大歓声が。その後、走りに重要な軸を保つためのトレーニングを中心に約1時間学ばせていただきました。

最後の生徒 vs 舘野選手の短距離対決はトレーニング効果もあり、生徒が大健闘でこちらも大いに盛り上がりました。終了後、舘野選手が帰る最後の最後まで熱心に質問をする姿も。生徒たちからも充実のコメントが寄せられました。

＜2年2組山田悠奈さん（女子バレーボール部）＞
私は舘野さんのお話を聞いて、中学校で陸上を始め、現在、オリンピックの日本代表を目指しているということにびっくりしました。舘野さんはきっと、人より何倍もの努力を重ねたと思いますが、私も中学校からバレーボールを始めたものとして、とても勇気づけられました。「僕は緊張するのは悪いことじゃないと思う。自分はどちらかと言うと、スタートのピストルが鳴る直前までふざけておきたいタイプ」という言葉も印象に残りました。私は舘野さんが緊張を楽しんでいるように思いました。私は大会などでは緊張してしまい、いつもの練習が十分に発揮できません。舘野さんのように緊張を前向きにとらえ、緊張を楽しめる人になりたいと思いました。

アスリートの方と夢の競争が実現し、体育館中が盛り上がりました。最近、校内では感染症対策でオンラインの交流が増えていましたが、今回は、感染症対策をしっかりと行い、実際に本校までお越しいただき、一緒に交流できたことがとても嬉しかったです。感染症が収束し、日本でオリンピックが開催される日がより楽しみになりました。