インタビュー特集

365インタビュー(地域みらい留学365第3期生:平城清明くん)

本校では、一昨年度から、高校2年生の一年間の地域みらい留学(地域みらい留学365)を受け入れしています。今日は、第3期生となる平城くん(在籍校は、宮崎県の五ヶ瀬中等教育学校)のインタビューを紹介します。インタビュアーは、本校コーディネーターの宮野です。

 


宮:今日はよろしくお願いします。

平:よろしくお願いします。

宮:まずは、自己紹介をお願いします。

 

きっかけは、宮崎の先輩。今は釣りにハマっています!

平:平城清明(ひらききよあき)17歳です。今年一年、365の3期生として隠岐島前高校に一年間お世話になります。趣味は、釣りをすることと、海士町の景色を見ながらランニングすることです。元々陸上部でした。今年中に挑戦することは、60センチ以上の魚を釣ることです。あとは、たくさん地域に出て、たくさんの地域の人と関わりを持ちたいと思っています。

宮:365にきたきっかけは何だったの?

平:宮崎県の2個上の先輩が365に行っていて、自分も行ってみたいと思ったことです。地域からも出てみたいと思っていて、学校の先生に島前高校を勧められました。

 

宮:そうなんだ。実際、来てみてどうですか?

平:まだ3ヶ月ですが、新しい自分の趣味に出会えました。最近、釣りを始めました。この間も、菱浦で30センチのカンパチが釣れたんですよ。これは、五ヶ瀬だとできないなぁと。

宮:なんで釣りをしようと思ったの?

平:同級生が釣りをしていて、声をかけて釣りを一緒にやったらカサゴが釣れたのがハマったきっかけです。こうやって、みんなフレンドリーにしてくれて、話しかけてくれたり、関わってくれたりするし、いろんな機会があるので飽きないです

 

宮:3ヶ月で一番印象的だったシーンはある?

平:一番びっくりしたのは、寮に住んでいる生徒が魚を釣ってきて、自分で捌いて、みんなで食べてコミュニケーションをとっていたところでした。

 

一人だけの365生って不安がなかった?

宮:今年度、365生って一人じゃない?これまでは複数人だったけど、一人の365ってどうなの?

平:HPで先輩の記事を見て、同じ仲間がいたらいいなと思っていた。一人と知って不安だったけど、すぐに慣れました。いたらいたでよかったけど、いなくてもみんなと仲良くやれているので、大丈夫です

 

宮:宮崎の友達やご両親とは連絡とってるの?

平:友達には、最近釣った魚の報告とかしています。親には毎日の日記を連絡してます。親からも毎日連絡が返ってきます。

宮:仲良しだね。

 

宮:夏休みのご予定は?

平:韓国に帰る予定があるので、向こうの友達と遊ぶつもりです。

宮:平城くんは、韓国にもルーツがあるんだったよね。日本ってどんな国ですか?

平:僕は、とても日本が好きです。日本は、トイレや街中もすごく綺麗だし、人もとても良いです。コンビニに行ったときとかバスに乗ったときでも、優しいなぁと思う場面がたくさんあります。

 

宮:話は変わるけど、さっき、地域に出て、地域の人と関わりたいと言っていたけど、具体的には、どういうイメージなの?

平:いろんな手伝いに行って、たまに呼ばれるようになるくらいの関係になりたいと思っています。最近では、先輩に話を聞いて、ひまわりに行ってみたいなと思ったり、島親さんのところに行ったりしたいなと思っています。

 

宮:今、一番楽しみなことはなんですか?

平:碧燈祭です。クラスで何をやるかまだ決まっていないけど、飲食店できたらやってみたいなと思っています。学園祭も、向こうの学校とは全然違うと思うので、楽しみです。

 

宮:学校もいろいろな学校があると思うけど、島前高校の特徴ってなんだろう?

平:寮だと思います。島前の寮生は積極的に地域に出ています。また、地域の人との距離がとても近いです。蚤の市も今年度やって、とても感じました。それは、当たり前のように地域の人の手伝いに行っていることなどがつながっているんだろうなと思いました。

 

宮:逆に課題についてはどう思う?

平:例えば寮では、島前高校は自分たちで考える場面が多い分、意見が合わないことも多いことがあります。でもそれは、良い面でもあると思っています。

 

ここまででの学びと、今後について

宮:これまでの3ヶ月で学んだことはありますか?

平:色々手を出してみないとわからない。ということです。正直、向こう(宮崎)では、あまり挑戦していなかったし、しようとも思っていなかったと思います。けど、こっちにきたら、いろんな人に連れられて、牡蠣の手伝いをしたり、漁の手伝いをしたりして、こんなに面白いんだと思いました。今、夢探究で竹林のことをやっていますが、最初はあまり興味がなかったんですけど、実際に行ってみて、初めて知ったことも多かったです。

宮:こういう自分で戻りたいなというイメージはある?

平:いろいろなものに手をだす自分になりたいなと思います。向こうに戻っても、まだ自分の知らないことが地域に眠っていると思うので、地域のモノやコトや人と関わっていきたいです。そこから、周りを引き込んで地域と寮をつなげる自分になりたいと思っています。

 

宮:たくさん「寮」というワードが出てくるね。

平:寮生活が好きなんですよね。実家感が強い島前高校の寮もとても好きです。

 

宮:来年度の365を考えてる人に向けてメッセージをお願いします。

平:ぜひ挑戦してほしいし、きてほしいと思います。まだ3ヶ月だけだけど、これから充実した生活を送れると期待しているし、周りも関わってくれる環境もあります。ここは、やったことないことに挑戦できる場所だと思っています。迷っている人がいるなら、とりあえずきてみるべきだと思います。

 

宮:今日はこんなに話を聞かせてくれてありがとう。初めて知ったこともあってとてもいい時間でした。

平:ありがとうございました。

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