教員・コーディネーター

14日(火)、数学の研究授業が開催されました

14日(火)、2年生の数学の授業で、自主的な研究授業が開催されました。

研究授業を行ったのは、本校数学教員の内田勇貴先生です。

 

内田先生は、本校の探究推進担当の先生でもあります。

今回の授業は、「探究と教科をつなげる授業」として「質問(問い)づくり」にフォーカスした授業を展開されました。また、テスト期間直前のこの時期に、これまで学習した単元について「質問(問い)」を考えることによって、復習に活かしてほしい、という願いが込められていました。

(当日の指導案)

(今回の授業づくりに活かした書籍から、授業に活かしたポイントを紹介する資料)

※参考文献:たった一つを変えるだけ:クラスも教師も自立する「質問づくり」

(生徒が使用したワークシート)

 

まずは内田先生から、「授業を考える中で、これをやってみたい、という方法があったので、今日は研究授業という形でいろいろな先生にも見てもらいながらやってみることにしました。テスト直前ということもありますが、テストにも活かせる内容になっていると思いますので、ぜひ一緒に取り組んでください。」という話から、授業がスタートしました。

授業の単元は、「指数関数と対数関数の関係性」です。

まずは、質問づくりについてのルールを確認し、個人で「指数関数と対数関数の関係性」について個人で質問を考えてみました。その後、グループで共有し、質問リストをつくりました。

内田先生から、「閉じた質問」と「開いた質問」についてのレクチャーがあり、質問リストに記号をつけ、それぞれの長所と短所について話し合い、共有しました。

また、1つの質問を他の質問に置き換える(閉じた質問→開いた質問、開いた質問→閉じた質問)ワークも行ってみました。

最終的には、グループで出た質問の中で「明日の自習時間に復習する優先順位が高い3つの質問」を選び、振り返りを終えて授業は終了しました。

(生徒から出てきた質問)

 

振り返りの中では、

・自分のものでさえ答えられない可能性があって難しかった

・開いた質問の方が、自分の知りたいことをピンポイントで知ることができる気がする。

・開いた質問は人によって答えが異なるが、閉じた質問は1つに定まる。

・質問を一緒に考えた時、「答えたくなっちゃう」

・クローズクエスチョンの方がオープンクエスチョンの方が難しい(逆の意見もあり)

・私は、閉じた質問をしがちなので、会話がドッチボール状態になるのだと改めて気づくことができました。

等の気付きや感想がありました。

 

今回の研究授業は、内田先生の自主的な研究授業で、前日と当日の朝に職員朝礼で告知されました。

直前の案内にも関わらず、ご覧のように、今回の研究授業は、空き時間のほとんど全ての先生が参加されました。

内田先生の踏み込み(挑戦)や、そこから学ぼうとする(生徒より多くの授業になってしまうくらいの)参加教職員たちの探究心は、生徒のためのよりよい授業につながっていくと思います。

 

内田先生、研究授業お疲れ様でした。

生徒の皆さん、今日の授業の質問を活かし、ぜひテストを頑張ってくださいね。

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