教員・コーディネーター

失敗共創インタビュー①(ゲスト:乃木菜津子先生・三島健士朗先生)

今年度より、本校では、学校スローガン「失敗を共に称える学校」を掲げ、学校経営目標を着実に前に進めるために、失敗共創プロジェクトが立ち上がりました。

失敗を恐れずに挑戦し、その挑戦を見える化し、失敗からの学びを称える。

それが「失敗共創プロジェクト」です。

まずは、先生方にインタビューをしてみようということで、第1回目のゲストに国語科で2年生担任の乃木奈津子先生と理科で1年生担任の三島健士朗先生を迎え、インタビューさせていただきました。インタビュアーは、失敗共創プロジェクトメンバーの宮野コーディネーター、サポーターは、佐藤剛先生、小谷ハウスマスターです。

宮野:今日はよろしくお願いします。早速ですが、昨年度は、2人とも初の3年生担任とお伺いしました。その中で、失敗を恐れず踏み込んでみたからこそ、得られた経験はありますか?

乃木:私は、「伝えるべきことから逃げないこと」です。

乃木:担任となってから、日々至るところからいろいろな報告や相談が来るようになりました。最初の頃は、「担任をするとこんな相談もくるんだ!!」と驚くこともありました。

乃木:生徒1人ひとりとのやりとりは、今でもよく覚えています。担任になると、報告の内容によっては、立ち向かわないといけないことが何度も出てきました。そして時には、注意しなければならないことも・・・。私は、「場を引き締める」ということが苦手なので、とても苦しみました。

乃木:でも、そんな時は、「高校生の今のうちに伝えないといけないことがある」と思いで踏み込みました。

宮野:三島先生の「踏み込んだこと」はどうでしょうか?

三島:3年生担任になると、受け持つ生徒の進路実現をサポートするというとても重要な仕事があります。3年生担任が初めてだったため、進路のことについては、周りの先生の忙しさは関係なしに、なりふり構わず、わからないことは周りの先生を頼って聞きまくっていました。

宮野:お二人は、「目標達成を目指す中で成長する」or「気づいたら成長を実感する」の2つがあるとすると、どちらのタイプでしたか?

三島:目標タイプです!

乃木:気づいたらタイプです!

三島:自分には進路の知識が足りない。「一人で抱えては駄目だ」と思いましたね。なので、年度当初、生徒の進路実現のために、進路について勉強するとだけでなく、3つのことを頑張ろうと決めました。

1.生徒一人ひとりとのコミュニケーションを増やすこと

2.計画性を持つこと

3.とにかく周りの人に相談すること

です。

宮野:三島先生は、逆算方式ですね。

宮野:乃木先生は?

乃木:その時、私は初めての担任、だったので、まず、担任が何を任されている立場なのか分からず、(三島先生のように)目標が立てられませんでした。

乃木:年度当初は、何か想定外のことが起きた時、とにかく必死になって、「担任としての自分はどうすべきか」を考え、生徒や保護者さんとたくさん話したこともありました。生徒から私に気を遣ってもらっている様子が伺えた時は、自分を情けなく思うこともありました。都度都度、学年主任に相談をしながら、1つひとつできることを行なっていきました。ひたむきに試行錯誤を繰り返していくうちに、「生徒のこれからを考えて、担任として、1人の大人として今何をすべきか考えて生徒に向き合い、接する」ようになりました。目の前の出来事にフォーカスするのではなく、その先にあることを見据えながら向き合うことが重要だと思うようになりました。

乃木:それからは、生徒がどう受け止め、行動するかはわからないけれど、一人の人間として伝える。生徒に叱るのではなく、腹を割って話すことが大切だと感じ始めました。

三島:自分も初の3年生担任でしたが、自分の場合は、今振り返ると、最初からとても気合いが入っていて、出来ることは全てやりたい。生徒に渡せる情報はすべて渡したい。やりすぎるくらいやっていました。けれど、自分の経験不足が故に抱え込んでしまっていました。

三島:ある時、自分と生徒で相談して決めた、生徒の第二志望で考えていた進学先について、受験条件が足りないことに気づいたことがありました。結果としては生徒と保護者と話し合い良い進路になったものの、生徒との打ち合わせが上手くいかず起こった出来事だったと思いました。自分で抱え込まず、生徒にもっと自分で考えてもらうようにしたり、任せたりすれば良かったと思いました。

宮野:失敗の事実は変わらないけれど、お二人とも捉え方が変わってきましたね。

乃木:過去ばかり見てしまうのが、これからどうするか、つまり、過去<未来に視点が変わっていきましたね。

三島:自分は失敗を振り返る余裕はその時はなくて、今どうするか!を考え、前に進めていきましたね。

宮野:乃木先生は、振り返り力。三島先生は、未来を描いて前に進める力がありますね。

 

宮野:昨年度を振り返って今年はどうしたいですか?

乃木:担任としての自分で精一杯だった去年。今年は生徒のこれからの為を思って挑戦していきたいです。

三島: 今は一年生の担任なので、一番は楽しく!をテーマに。昨年度の反省をいかして

1.楽しく元気に

2.学びの環境を整えること

3.生徒に任せること

を目標に掲げてます。

 

三島:あと、家族で島に来ているので、家族との時間を大切にしながら、新しいことを沢山していきたいです。

 

宮野:今日はありがとうございました。

乃木・三島:ありがとうございました。

 

(レポート:大橋いのり)

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